第四新卒を求める森下仁丹

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森下仁丹は2017年3月1日、「第四新卒採用」を開始する。「オッサン、オバハン求む!」と銘打って、会社経営の柱を担ってくれる人材を募集する。

「第四新卒」とは、聞きなれない言葉だが、第二新卒(新卒後3年程度の転職)や第三新卒(おもに院卒)が対象とする20、30代などの若い世代とは違って、50代前後が対象。社会人としての経験も十分につんだ男女で、かつ会社の経営にも通じているが、現状に必ずしも満足でなく、新たな挑戦を求めている人が対象。こうした考えは、最近の働き方改革の流れを先取りしているともいえる。

駒村社長も52歳で総合商社から転身

森下仁丹では、採用にあたって、社の挑戦に共鳴し、改革に強い熱意を示してくれる人物像を描いている。同社は創業124年の老舗。健胃剤・口中清涼剤「仁丹」などの売薬で成長してきたが、1980年代をピークに売り上げが落ち、経営難に。総合商社に勤めていた現在の駒村純一社長が転身して、業績の回復を図ってきた。

売上高104億円(2016年3月期、連結)で、おもな事業は、医薬品、医薬部外品、医療用具、食品等の製造、販売。事業組織は、大別してヘルスケアとカプセル事業。主力商品はビフィーナなどのサプリメント。カプセル事業では、シームレスカプセル技術をもち、その応用が今後の成長の要のひとつとされる。たとえば乳酸菌を胃液から守り腸に届けるには、継ぎ目のあるカプセルよりシームレスカプセルの方が、確実に届くという。この技術は、経口ワクチンやレアメタル回収システムなどさまざまな応用が考えられている。

駒村社長も52歳で新天地を求めて転職したことから、今回の「第四新卒」という試みが出てきた。2006年から社長を務めているが、同じように挑戦しつづける人材を採用したいという。