イタリア・ナポリにある公営病院のひとつで、医師や看護師を含む病院職員94人が常習的にずる休みしていたとして、捜査当局によって取り調べが進められていると、海外の複数のメディアが報じた。

2017年2月24日付のロイター通信によると、2人のソーシャルワーカーがあらかじめ預かっていたIDカードを使い、ずる休みをしている職員20人が出勤しているかのようにタイムカードなどを改ざんしていた。

医療ミスや診療放棄もあったか

捜査にあたっている検察は、休んでいた職員たちはテニスをしたり、買い物に出かけたりとプライベートな時間に充てていたほか、管理部門の職員の1人は、ナポリ市内の有名レストランでシェフとして働いていたと発表。求人情報サイトなどにも「シェフ」として登録していたという。

現在までに医師や看護師、放射線技師、ソーシャルワーカーなど55人が自宅謹慎処分となり、すでに家宅捜索も受けているとしている。

ナポリの地元新聞「Corriere del Mezzogiorno」電子版は2月27日の記事で、こうした組織的なずる休みのために医療ミスや診察放棄なども起きていたとする患者からの訴えがあるとし、徹底した捜査を呼び掛けている。