小沢健二『流動体について』

写真拡大

 『スッキリ!!』(日本テレビ系)3月1日放送回「HARUNAまとめ」のコーナーに、小沢健二が出演した。

(関連:小沢健二が、20年ぶりのMステ出演 「前世に帰ってきたみたいです」

 同コーナーのMCを務めるハリセンボン・近藤春菜が小沢をスタジオに呼び込むと、オープニングトークへ。近藤が「スッキリはご存知ですか?」と尋ねると、小沢は「申し訳ないですけど、この汐留(スタジオ)を見るのも初めてで……麹町(スタジオ)はありますけど」と明かしスタジオを驚かせた。

 その後、小沢のこれまでの活動をまとめたVTRをオンエア。小沢の楽曲の中でも「今夜はブギー・バック」は多くのアーティストにカバーされていると紹介され、KREVAが「当時まだアンダーグラウンドな存在だった日本のヒップホップシーンでは売れるものに対する反発ややっかみのようなものがありましたが、ブギー・バックはそれすら飛び越えて皆に受け入れられていたと思います」とコメントした。

 VTR終了後、近藤が「なぜ1998年に拠点をニューヨークに移したのか」に迫ると、小沢は「今のビデオ(VTR)見てても、無理ですね、あれを続けるの」と苦笑。加藤が「アウトプットが多すぎる」と言うと、小沢は「そうですね。僕はインプットが好きな人間なので。大学でもインプットが好きで勉強していて。それがたまたまアウトプットしたらわっとウケて、今考えたらとてもありがたいことなんですけど……アウトプットが続かない」と過去の活動を振り返った。

 続いて近藤が「アメリカに行かれてどういった生活をしていたんですか」と尋ねると、「勉強はすごく続いています、今も続いていますし。人間って自分だけで出来るものじゃなくて、周りの影響で出来るじゃないですか。今の世の中、アメリカからの影響がすごく強いんですよ。そういう中で自分が作られているんです。アメリカなるものの構造を知らないと不安になると思うんです。だから僕は今すごく不安がないです」とすっきりした表情に。さらに加藤が「結構インプットが増えて、アウトプットしようかなという感じですか」と現在の状況について質問すると、小沢は嬉しそうに「そうですね」と微笑んだ。

 そして話題は新曲「流動体について」へ。小沢は「酒場で歌うような曲」と語り、スタジオで生披露。演奏後、オリコンチャートで上位を獲得したことについて「冷静に考えたらそんな曲じゃないです。すごく難しい曲だし、短編小説みたいに書いている曲なので……すごく嬉しいです」と語り、「インプットがたくさんあれば、何か出来ると思います」と今後の活動への期待を見せた。最後にファンに対し、「中学とか高校の時に僕(の音楽)を聴いていた人たちの質の高さがすごくて恐縮するばかり。ありがとうございます」とコメントした。(向原康太)