By BTNHD Production

Microsoftは2016年12月8日に開催された「WinHEC Shenzhen 2016」でARMベースのWindows 10を発表し、Qualcommとパートナーを組み2017年のうちに搭載製品を登場させる計画を公開しました。このARMベースのWindows 10に関して、サポートするQualcommのSoCや製品の登場時期が明らかになっています。

Qualcomm details plans for Windows 10 PCs with Snapdragon 835 chips | PCWorld

http://www.pcworld.com/article/3175014/computers/qualcomm-details-plans-for-windows-10-pcs-with-snapdragon-835.html

Qualcommのキース・クレッシン氏がPCWorldに語ったよれば、ARMベースのWindows 10をサポートするQualcommのSoCは「Snapdragon 835」になり、これを搭載したノートPCが2017年後半に登場するとのこと。Snapdragon 835はバルセロナで開催中のMobile World Congressで発表されたスマートフォン「Xperia XZ Premium」に搭載されているSoCで、iPhone 7/7 Plusに搭載されているA10チップを上回る性能を持つと予測されています。



Microsoftは、LTE接続が可能な薄くて軽量のノートPCを「セルラーPC」というコンセプトでリリースする計画をWinHEC Shenzhen 2016で明らかにしており、発表会ではWin32アプリを動作させるデモが披露されました。クレッシン氏は、Snapdragon 835で動作するWindows 10を搭載したノートPCについて「販売価格はPCメーカーによります。極端に安くも高くもない値段になるでしょう」と語っています。

PCWorldによれば、DELLとHPがARMベースのWindows 10を搭載したノートPCの開発に興味を示しているそうですが、過去に注目を集めたもののWin32アプリが使用できないため支持されることなく販売終了になったARMベースのWindows RTが足かせとなっていて、各メーカーから多数のラインナップが2017年内に登場する可能性は低いとのことです。ただし、「2018年から2019年にかけて多くの製品が登場することになる」とクレッシン氏は語っています。



By Kārlis Dambrāns

また、Mobile World Congressで多数登場したGoogleのVRプラットフォーム「Daydream」対応のVRヘッドセットがSnapdragon 835を搭載していることから、Snapdragon 835がMicrosoftのVRプラットフォーム「Windows 10 Holographic」をサポートするかも気になるところ。しかし、PCWorldは「Snapdragon 835がMicrosoftのVRプラットフォームをサポートすることはスペック上可能ですが、現時点でQualcommはサポートの計画を持っていません」と報じています。

PCのCPU市場はIntelがシェアの多くを持っていますが、AMDベースのWindows 10やIntel製品と同等以上の性能を持ちつつも価格が半額のAMD「Ryzen 7」の登場により、何かしらの動きがあるかもしれません。