マレーシア・セパンの裁判所に出廷するシティ・アイシャ容疑者(2017年3月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新、写真追加)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシア当局は1日、実行役を務めたインドネシア国籍のシティ・アイシャ(Siti Aishah)容疑者(25)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン(Doan Thi Huong)容疑者(28)を起訴した。

 両被告は2月13日、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur international Airport)で、正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り付けて殺害したとされる。

 両被告は首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)近郊セパン(Sepang)にある裁判所に出廷。シティ被告はTシャツ姿、フオン被告もカジュアルな服装で、順に殺人罪の起訴内容が読み上げられた。

 両被告とも、有罪と判断されれば死刑を言い渡される可能性があると通知された。いずれも罪状認否は見送られ、公判開始は数か月後になる見通し。

 フオン被告の弁護士は起訴内容が示された後、被告がベトナム語で裁判所側に「私は無罪だ」と述べたと説明した。両被告とも取り調べに対し、いたずらを仕掛けるテレビ番組に出演していると思っていたと供述している。

 裁判所の入り口では、目出し帽をかぶり、自動小銃を持った重武装の警察官100人以上が警戒に当たり、ものものしい雰囲気に包まれた。
【翻訳編集】AFPBB News