1996年のアトランタから2016年のリオデジャネイロまでの五輪において、中国は卓球男子シングルスで合計13個のメダルを獲得しているが、日本のメダル獲得はわずか1個に過ぎない。こうした背景を念頭に中国メディアの煎蛋が26日付で掲載した記事は、中国卓球チームの強さに耐え切れず日本人は「ロボット卓球コーチ」を開発したと紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 1996年のアトランタから2016年のリオデジャネイロまでの五輪において、中国は卓球男子シングルスで合計13個のメダルを獲得しているが、日本のメダル獲得はわずか1個に過ぎない。こうした背景を念頭に中国メディアの煎蛋が26日付で掲載した記事は、中国卓球チームの強さに耐え切れず日本人は「ロボット卓球コーチ」を開発したと紹介している。

 記事が紹介したロボット卓球コーチとは、オムロンが開発した「フォルフェウス」のことだ。オムロンによれば、この卓球ロボットは2013年に誕生したが、現在の3代目は「機械が人とともに成長する」という恐るべき能力を身に着けたと説明している。

 この点について記事は、フォルフェウスは球を打ち返すことができるだけでなく、内蔵されたカメラとセンサーが人とロボットのラリーを詳細に記録し、人工知能による「学習能力」をも有していると指摘した。オムロンの公式サイトはフォルフェウスのこの学習能力について、「プレイヤーの特徴やボールの軌跡を学習して、人をもっと上達に導くラリーを続けられるようになった」と説明している。

 記事は、フォルフェウスは依然として中国卓球チームの球を打ち返すことはできないと主張したものの、オムロンが目指しているのは単に卓球ロボットを開発することではなく、「人と機械の融和」であると紹介し、オムロンが人のライフスタイルを変革するほどの意義深い研究に打ち込んでいるという見方を示した。

 オムロンは「人と機械の融和」について、これまでの機械には人がしていたことを代替するという役割があり、また現在は人と機械が互いの適性を発揮して協働するという段階、そして、未来は人が機械の支援を得て自らの可能性や能力を拡張するという社会が実現する、すなわちこれが人と機械の融和であると説明している。現在のフォルフェウスは中国卓球チームの球を打ち返せないかもしれないが、その開発意義は非常に大きいと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)