27日、韓国メディアによると、韓国で行われる英語検定試験のTOEICやTOEFLでさまざまな不正が横行、手口が巧妙化する中、多額の金品を受け取り替え玉受験を請け負っていた会社員の男(30)が警察に逮捕された。資料写真。

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2017年2月27日、韓国・テレビ朝鮮などによると、韓国で行われる英語検定試験のTOEICやTOEFLでさまざまな不正が横行、手口が巧妙化する中、多額の金品を受け取り替え玉受験を請け負っていた会社員の男(30)が警察に逮捕された。

韓国では、就職や昇進の際にTOEICやTOEFLといった英語検定試験の点数が問われるため語学試験への熱が高く、書店には対策本がずらりと並び、塾では専門の対策講座が多数行われている。

今回逮捕された男は外資系の製薬会社職員で、2013年から昨年末にかけてTOEIC関連のインターネット掲示板に「希望する点数に合わせます」などのメッセージを掲載、その後連絡が来た依頼人から1件当たり400〜500万ウォン(約40〜50万円)を受け取り、20回以上の替え玉受験で1億ウォン(約1000万円)相当の不当な利益を得ていた疑いを持たれている。

男が使った替え玉の手口は、顔写真の合成。依頼者と自分の写真を合成し作った顔写真を、依頼人が身分証の再発給に使えるようにしていた。また、一気に点数がアップして疑われないようにと複数回にわたる替え玉受験で徐々に点数を高めるTOEICからTOEFLに受験種目を変えるなどの細工も行っていたという。TOEICの点数が替え玉受験前の270点から940点(990点満点)に跳ね上がった依頼者もおり、中には「点数が高くなりすぎて実際に使いづらい」と話す依頼人もいたとのこと。

釜山(プサン)地方警察庁の捜査の結果、依頼人のうち6人は替え玉受験の点数を就職や昇進審査で実際に活用し、昇進審査の3人は合格、就職の3人は面接で不合格になっていた。

警察は男に替え玉受験を依頼した10人余りを追加捜査する一方で、替え玉受験を行った他のブローカーも確認するなど捜査を拡大している。

事件について韓国のネットユーザーからは「英語を一言も使わない職場で英語の成績を要求する韓国社会の副作用」「韓国のお偉いさんたちのご子息も十分に似たような手口を利用してるはず」と英語熱の高い韓国社会を非難するコメントや、「『点数が高くなりすぎて実際に使いづらい』って(笑)」「270点から940点はちょっとひどい」と点数の跳ね上がり具合に言及したコメント、「みんな身分証と実際の顔がある程度違うことが多いけど、よく捕まえたね」「捕まったことが不思議。どうやったのかな?」と捜査手法に驚くコメントなどが多く寄せられている。

中には、「今のヘル朝鮮(地獄のような韓国)は非正常が正常だからそんなに驚かない」「国も代理統治してるし、替え玉受験なんてかわいいもの」と国の現状を悲観するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)