中国の当たり屋を撮影した映像が米国で話題になっている。

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2017年2月22日、ニューヨーク・タイムズによると、中国の当たり屋を撮影した映像が米国で話題になっている。27日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

当たり屋は、交通事故の賠償金をねらって、故意に自動車などにぶつかる人を指す。防犯カメラやドライブレコーダー、スマートフォンなど、至る所にレンズがある現代においては、それを成功させるのも難しくなっているが、中国のネット上には当たり屋を撮影した動画が数多くアップロードされている。

1月に湖南省永州市で撮影された当たり屋の女性は、請求する慰謝料の最低額を大幅に引き下げた。女性は1台の車の前に横たわり、慰謝料をせしめると、周囲の人々に自分のテクニックを自慢した上、車の前で踊っておどけて見せた。慰謝料はわずか20元(約330円)。しかし、「30分で250元(約4100円)稼げる」と豪語し、今度は別の車の前に横たわった。

16年11月に撮影された映像では、若い女性が高級SUVの前で横になり、金銭を要求。通報を受けた警察に連行された。広西チワン族自治区南寧市で撮影された映像には、男性が何度もバスにぶつかる様子が映っている。

被害者の多くは「小銭で済むなら」と容易に支払ってしまい、こうした“プロ”を訴えるケースはめったにないが、17年2月17日には、当たり屋の男2人に懲役11カ月、罰金2万元(約33万円)の判決が下されている。

中国のこうした当たり屋の映像は数年前からネット上に公開されるようになり、物笑いの種として定着しているが、本場中国ではすでにへきえきされ、「もうひき殺してしまえ」「みっともないから、こういう映像はアップするな」などのコメントが書き込まれている。(翻訳・編集/岡田)