28日、南アフリカでは昨年、1054頭ものサイが角目当ての密猟者により殺された。サイの角はブラックマーケットで、中国とベトナムからの需要が最も多く、金やコカインより高い金額で取引されている。資料写真。

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2017年2月28日、南アフリカでは昨年、1054頭ものサイが角目当ての密猟者により殺された。サイの角はブラックマーケットで、中国とベトナムからの需要が最も多く、金やコカインより高額な1キログラム当たり最高6万ドル(約676万円)で取引されている。英BBCの中国語ニュースサイトが伝えた。

南アフリカ環境省は、違法に捕殺されたサイの数は2015年から10%減少していることを明らかにし、当局が虐殺を鎮圧するために奮闘していると述べた。

過去8年間で世界のサイの総数の約4分の1が南アフリカで殺されている。環境省は声明で「犯罪集団は歯に至るまで武装しており、資金も潤沢だ。多国籍シンジケートの一部である彼らを制圧することは容易ではない」と述べている。

サイの角はケラチン質という硬いたんぱく質で構成されている。中国やベトナムでは、がんや他の病気の治療薬として粉末状で販売されている。

南アフリカの警察当局は昨年、サイ関連の密猟で680人を逮捕した。この数字は15年の317人から増加している。

世界自然保護基金(WWF)の南アフリカサイプログラムマネージャーのジョー・ショウ氏は「こうした密猟グループを解散させるには、さらなる努力が必要だ」とし、「違法に捕殺されたサイの数は減少しているが、道のりはまだ長い」と語っている。(翻訳・編集/柳川)