移籍後初ゴールを決めた浦和レッズMF駒井善成

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[2.28 ACLグループリーグ第2節 浦和5-2FCソウル 埼玉]

 ようやく生まれた移籍後初ゴールとなった。昨季京都から浦和レッズに加入したMF駒井善成は、第2ステージ中盤から出場機会を増やし、自慢のドリブルで好機を演出し続けた。しかし、公式戦でのゴールはゼロのままシーズンを終え、「目に見える結果を出さないと厳しい」と常々語っていた。

 迎えた新シーズン。駒井はFCソウル戦では、本来の持ち場となるアウトサイドではなく、ボランチの位置で先発出場を果たした。ボランチでの起用に「ビックリした」と語りつつも、「(ペトロヴィッチ)監督が使ってくれたら責任を持ってやらないといけない。本職じゃないかもしれないけど、そこで出たい選手もいるわけだから、責任を果たすよう、そして恥じないようにプレーしようと思っていた」と覚悟を持ってピッチに立っていた。

 意識したことは攻撃面では「前向きでサポートに行く」ということ、守備面では「球際や1対1の場面で負けないことや攻めているときのポジショニング」で、特に守備に回った際の貢献が光った。「自信のある部分」と語る危機察知能力を生かして相手の攻撃を体を張った守備で防ぐ。球際での強さも発揮して、幾度となく相手からボールを奪い取り、攻撃へとつなげた。

 そして4-1と大量リードを奪って迎えた前半45分に待望の瞬間が訪れる。PA内でFW李忠成がボールキープすると、「相手が全然ついてこなかったので、絶対にチャンスになると思っていた」と語る駒井が、果敢に前線へと駆け上がる。そして、「チュン君(李)が本当に良いボールを落としてくれた」と李からパスを呼び込むと、落ち着いて右足のシュートでネットを揺らし、浦和移籍後初となる公式戦でのゴールを記録した。

「去年は本当に取れそうで取れなかったし、自分の中でも『いつゴールを決められるのか』という焦りもあった。けど、シーズンの早い段階で決められたのは自信につながる」。胸を張ってそう答えた男は、「ゴールを決めて勝つというのが、こんなに気持ちいいことなんだと改めて感じました」と満面の笑みを浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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