TLCの新作、クラウドファンディングから2年を経て今夏ようやくリリースへ

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 女性R&BグループのTLCが、2年前にクラウドファンディングで制作費を集めたアルバムをようやく2017年の夏にリリースすることが分かった。メンバーのレフト・アイ(リサ・ロペス)が2002年に亡くなってから初めてのスタジオ・アルバムとなる。

 TLCのマネージャー、ビル・ディギンズが2017年2月27日、出資を募集したKickstarter(キックスターター)のページ上で発表したもので、正確なリリース日は数週間後に決定されるが、暫定的に6月末を予定している。

 2015年1月、TLCが5作目にして最後のアルバムをファンの出資で制作すると発表した。5ドルから出資が可能で、出資額に応じてサイン入りレコードをもらえる、交流イベントに参加できる、TLCメンバーと一緒に映画を観れるなどの権利が与えられた。このクラウドファンディング・キャンペーンはわずか1週間で当初の目標額150,000ドル(約1,688万円)を上回り、最終的に4,000人の出資者から430,255ドル(約4,842万円)が集まった。

 ところが、資金を集めておきながら肝心のアルバムがなかなかリリースされない状況に業を煮やした多くのファンがTLCに騙されたのではないかと騒ぎ出し、同年11月にTwitter上で#TLCIsGoingToJailParty(TLCは刑務所行きパーティ)というハッシュタグを作り出す事態にまで発展してしまった。

 ディギンズは、Kickstarterのページで謝罪し、リリースが遅くなってしまった経緯について説明した。TLCがアリーナ・ツアーの最中だったことや、ソングライターやプロデューサーとスケジュールがなかなか合わなかったことなどを理由に挙げ、「もっと詳しく説明してもいいけれど……。実際のところ、T-ボズ(ティオンヌ・ワトキンス)とチリ(ロゾンダ・トーマス)が自信が持てるようなアルバムを作りたがっていて、妥協することを嫌がったんだ。芸術を急がせることはできない」と彼は釈明した。


◎TLCによるKickstarterページ
https://goo.gl/1uaiDM