28日、韓国メディアによると、日本の朝鮮半島統治からの独立運動記念日「三一節」を翌日に控えた韓国で、労働組合の2大全国組織である民主労総と韓国労総などが、強制徴用労働者像の設置を拒否した韓国政府を批判した。資料写真。

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2017年2月28日、韓国・聯合ニュースによると、日本の朝鮮半島統治からの独立運動記念日「三一節」を翌日に控えた韓国で、労働組合の2大全国組織である全国民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国労働組合総連盟(韓国労総)などが、強制徴用労働者像の設置を拒否した韓国政府を批判した。

民主労総と韓国労総が主導する「強制徴用労働者像建立推進委員会」は28日午前、ソウル市内で記者会見を開き、外交関係の悪化などを理由に強制徴用労働者像の設置を拒否した韓国政府を批判した。同委員会は日本植民地時代に多くの朝鮮人が連行されたとされるソウル・龍山駅前に強制徴用労働者像を設置する計画を進めていたが、韓国政府がこれを不許可とした。

委員会は「日本植民地の歴史と当時の朝鮮民衆の残酷な苦痛を記憶することは、民族の主権を守らなければならない政府当局の当然の義務」とし、「政府は正しい日韓関係のためにも、日本植民地支配の真実を究明し、謝罪・賠償を受けられるよう努力すべきだ」と指摘した。

強制徴用の被害者として会見に出席したキム・ハンスさんは、「伐採作業をするために集まったが、日本の憲兵に連行され長崎へ行き、そこで原爆も経験した」と証言。さらに、「足の親指を折って病院へ行ったが、働くのに支障はないと言われとても悲しかった」と当時を振り返った。また、韓国政府が強制徴用労働者像の設置を拒否したことについて、「私はまだ元気に生きている。設置に反対する人は私と面会してほしい」と訴えた。

同委員会は昨年8月、京都市の丹波マンガン記念館に強制徴用朝鮮人労働者像を設置した。その際、今年8月15日の光復節(日本からの解放)までに必ず、ソウルに強制徴用労働者像を設置すると宣言していた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「朴槿恵(パク・クネ)政権は韓国政府ではない」「日本にも設置された銅像をなぜ韓国政府が拒否する?韓国政府は日本政府より日本国民のことを考えている」「朴正煕(朴大統領の父親)の銅像を設置すると言ったらすぐに許可するのだろう」「早く親日派を清算しないと、韓国は間違った方向へ進んでしまう」「政府内の親日派を見つけ出し、北朝鮮に送ろう」「今の政府に何を期待しているの?次の政府までは我慢」など、韓国政府に対する批判的な声が寄せられている。

その他、「設置したければすればいい。国民は誰も止めないよ」「つらい歴史は忘れて未来に進むべき。過ぎたことに無駄な労力を使うのはやめよう」との声もみられた。(翻訳・編集/堂本)