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高エネルギー密度のリチウムイオン電池は現代の電子機器に欠かせないものですが、多くのエネルギーを本体内に蓄えるために、ひとたび問題が起こるとその現象は一気に悪化する傾向があります。製造時の問題などを主な原因としてスマートフォンの発熱・発火事件がたびたび発生していますが、Appleが製造した2015年型のMacBook Pro Retinaでも同様の事故が発生したようです。

My 2015 MacBook Pro Retina exploded. - Medium

https://medium.com/@dourvaris/my-2015-macbook-pro-retina-exploded-119ea5ea9d1f#.ppynrhh80

ある日、ダニエル・ドゥバリスさんが自宅のベッドにの転がってMacBook Proでブラウジングをしていたところ、電源が突然落ちたとのこと。すぐに電源を入れ直したところ、今度は妙なこするようなノイズを立て始めたそうです。そしてその直後、本体の底から白い煙と細い炎が吹き出してきました。

驚いたドゥバリスさんはベッドから飛び起き、MacBook Proを持ってバスルームに駆け込んだそうですが、その理由は「燃えないタイルの上に置くために」というもの。発火から10秒とたっていない状況でしたが本体は非常に熱くなっており、中指と薬指にやけどを負うほどだったとのこと。熱さに我慢できず、ドゥバリスさんはMacBook Proを持ちきれずに床に落としてしまいました。

するとその瞬間、裏面パネルが外れるほどの衝撃とともに本体内で爆発が起こったとのこと。そしてそこから数分の間、煙が吹き出す状態が続いたそうです。

煙は落ち着きましたが、家じゅうに煙が立ちこめ、プラスチックが溶けた刺激臭で目から涙が止まらない状態になったとのこと。「せめてストレージ部分だけでも無事で残ってないか」と思ったドゥバリスさんでしたが……



願いもむなしく、内部は完全にアウトの状態。



爆発の原因となったバッテリー。本体が膨らんでいるのがわかります。



内部は完全に熱で破壊された状態になっていたとのこと。





外れてしまった底面パネルの中にも激しい炎と熱の痕跡



爆発の衝撃か、外側にも衝撃の跡が残っています。



ドゥバリスさんは2本の指にやけどを負うことに。



ドゥバリスさんが調査したところ、MacBookを巡っては同様の事件がいくつか発生しているようですが、爆発が起こる前にバッテリーが膨らむという共通の現象が起こっていたとのこと。しかし、MacBook Proのようにバッテリー内蔵タイプの場合は外観からその変化を確認することができません。そのため、ドゥバリスさんは発火にすぐ気づくことができたことを幸運だったと振り返るとともに、同様の機種のオーナーによく注意することを勧めています。