「永六輔その新世界」第3弾CⅮのテーマは「戦争を語りつぐ」

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2016年7月に83歳で亡くなった永六輔が、TBSラジオで1991年4月から2015年9月まで24年半にわたりパーソナリティーを務めた生放送番組「土曜ワイドラジオTOKYO永六輔その新世界」。放送終了後にそのエッセンスをCDの形にしようと、第1弾「泣いて笑って旅物語篇」に続き、第2弾「出会えば花咲く交遊録篇」がリリースされた。そして2017年2月、永六輔が番組の柱に据えていた「戦争を語りつぐ」をテーマにした第3弾CDが今回も2枚組で発売される。

【写真を見る】CDジャケットのイラストは作家・野坂昭如によるもの

少年時代に戦争を体験した永六輔のほか、「永六輔その新世界」に出演した大橋巨泉、野坂昭如、前田武彦、戦時中すでにブルースの女王だった淡谷のり子らがそれぞれに語った「戦争」がCDには収められている。中でもDisc2に収録された、「3月10日東京大空襲の回」では永六輔が涙ながらに当時を語るシーンが印象的だ。さらに、映画化された小説「火垂るの墓」の著者・野坂昭如は、作品にも描いた妹の話に触れており、戦争を知る世代も、戦争を知らない世代も耳を傾けておきたい、次世代へ繋ぐ内容となっている。

第3弾のナレーションは1999年3月〜2000年5月まで番組で永六輔のパートナーを務めたTBSアナウンサーの堀井美香。これまでのCD同様、様々なエピソードを交えながらナビゲートする。

なお、リリース直後の3月3日(金)に、東京・ルネこだいら(小平市民文化会館)で開催の、毒蝮三太夫が席亭を務める「マムちゃん寄席」では、「永六輔その新世界」CDの直接販売を予定している。

「戦争」「空襲」と並ぶと、どうしても哀しく重い話のように思われがちだが、永六輔とゲスト陣の時宜を得た語りを収集したことで、軽やかでありながら心を打つ内容に仕上がっている。老若男女すべての世代に伝えようと、笑い、怒り、時には泣き…。永六輔と今は亡き巨星、そして老いてもなお活躍する偉人たちの面影や大切にしていた思いがよみがえる、素敵なラジオ番組の世界に誘われてみてはいかがだろう。