「尾大不掉(ひだいふとう)」ということわざがある。尻尾が大きすぎるとうまく動かせないという意味だ。また、家臣や部下が力を付けると、トップが制御できなくなることを表す言葉としても知られる。今日の中国では企業や組織、そして、国などにおいてこの言葉が使用されることがある。(イメージ写真提供:123RF)

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 「尾大不掉(ひだいふとう)」ということわざがある。尻尾が大きすぎるとうまく動かせないという意味だ。また、家臣や部下が力を付けると、トップが制御できなくなることを表す言葉としても知られる。今日の中国では企業や組織、そして、国などにおいてこの言葉が使用されることがある。

 中国メディアの今日頭条は24日付で、このことわざを韓国経済に適用しつつ、韓国経済にとって財閥こそ「尾大不掉」の存在であると論じる記事を掲載した。

 まず、記事は韓国の「輸出」が尾大不掉であると説明、「韓国ほど輸出に頼っている国家は他にない」と指摘した。例えば中国の輸出はGDPの5分の1に過ぎないが、韓国の場合はGDPの半分が輸出によると説明し、韓国経済のこうした状況は他国に比べて外部環境の悪化に弱いというリスクがあると論じた。

 続いて、韓国の「財閥」は国にとっての尾大不掉であるとし、「韓国経済は財閥の天下である」と指摘、韓国の若者たちは中小企業で正規社員として働くより財閥のもとでアルバイトすることを望んでいると説明。また、サムスンの「Galaxy Note7」に問題が生じたとき、韓国政府と韓国銀行が援助の手を差し伸べたゆえに事なきを得たが、こうした市場経済の自然な力を無視する財閥頼りの経済には大きな危険が存在するという見方を示した。

 最後に記事は韓国の「製造業」も尾大不掉であるとし、長期的に見れば韓国の紡績、鉄鋼、造船産業は競争力を失う可能性があり、もしそうなった場合、職を失った韓国人の多くは生活レベルを落とすような仕事をしたがらないだろうと説明、しかし現実的に給与水準の高いサービス業は多くないと指摘し、こうした点に韓国経済の危険が潜んでいるという見方を示した。

 韓国はTHAAD(サード)ミサイル配備が原因で中国との関係が悪化しており、こうした影響は例えば中国を訪問するための韓国人のビザ発給にもはっきりと表れている。今後韓国と中国との関係がさらに悪化し中国市場をさらに失うことになるなら、記事が指摘しているとおり、輸出に大きく依存する韓国経済は危険にさらされることになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)