仕事をしているとどのような業種であっても「改善」という言葉をよく耳にします。 では「改善」はいつ、どのようなタイミングで行うものなのでしょうか。

 私は前職の自動車メーカーでの業務の中で「常に改善しろ」という事を教えられてきました。 「仕事に完璧は無い!常にどこかに”ムダ”が存在する。」これが私の持論です。 ”ムダ”を排除するとさらなる”ムダ”が見えてくる。 永遠に”ムダ”がなくなる事はないと考えています。 例えば、書類が整理されていない状態で机の上に置かれていたとします。 書類を見ながら作業しようと思っても机にまわりに書類があるため、書類をどこかに動かした後、作業をしなければなりません。 書類をどこかに動かす事が”ムダ”のため、全ての書類をキャビネットに入れたとします。 そこから書類を引き出す事で”ムダ”が改善できました。【第1の改善】 今までは書類が机の周りに置かれていた為、気づかなかったが、実に広いスペースを1人で使用していた。 1人でそのスペースは使用する事は”ムダ”のため、詰めて席を配置した。これでコミュニケーションも円滑に取れ、作業効率が上がる。【第2の改善】 そうすると職場に大きなスペースが余り、現在の人数ではもう少し狭い場所でも業務ができる。現在のスペースに見合った新たな場所を借りる事で家賃の節約に繋がる。【第3の改善】

 といったように1つの改善から大きな改善に繋がる事があるのです。 このような事から改善とは日常業務の中で行うものであり、時間が空いた時、効率化を検討する時のみに行うのではなく、常に”ムダ”を見つけながら実施するものであると考えます。

 いかがでしょうか? 自分自身の業務を振り返ると”ムダ”がたくさんあり、改善しなければならない業務に気づくと思います。 ”ムダ”を排除するために一度、自分の業務を見直し、振り返ることも重要だと思います。

執筆者プロフィール

中山 聡史 (なかやま・さとし)
株式会社A&Mコンサルト 取締役 経営コンサルタント
http://www.a-and-m.biz
2003年、関西大学 工学部機械システム工学科卒。同年、大手自動車会社に入社。全てのエンジンならびにエンジンシステムの設計・開発・品質管理・環境対応業務等に従事。2011年、株式会社A&Mコンサルトに入社。「モノ造りのQCDの80%は設計で決まる!」の理念のもと、自動車会社での設計〜開発〜製造、並びに品質保証などの経験を活かし、多くのモノづくり企業で、戦略構築、仕組改革、組織風土改革のトライアングル視点で企業の体質強化を図っている。