バトルを繰り広げたジミー・
キンメルとマット・デイモン Photo by Jon Kopaloff/FilmMagic
Photo by Frazer Harrison/Getty Images

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 第89回アカデミー賞授賞式が2月26日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、作品賞発表時に間違った作品名が読み上げられるという波乱の展開で幕を閉じた。司会者ジミー・キンメルは、最後こそハプニングに面食らった様子を見せたが、授賞式中は“宿敵”マット・デイモンとのバトルを繰り広げ、終始会場を盛り上げた。

 キンメルがホストを務めるトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」で、「申し訳ないマット・デイモン。時間切れになってしまった」と番組に呼んでもいないデイモンを、一方的にドタキャンするというジョークが定番化し、その後デイモンが番組をジャックするなど2人の対立関係はヒートアップ。今回の授賞式でも、キンメルと「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のプロデューサーとして出席するデイモンとの対決が注目されていた。

 キンメルは、オープニングから容赦のない“口撃”を展開。脚本賞のプレゼンターとしてベン・アフレックとともにステージに登壇したデイモンを「ベンのゲスト」と紹介し、デイモンが話しているときにだけ大音量で音楽を演奏させるなど、徹底していじりまくり、圧勝した。

 また、「LION ライオン 25年目のただいま」で主人公の幼少期を演じたサニー・パワールくんを抱き上げ、ディズニーアニメ「ライオン・キング」のパロディを披露した際には会場中が大爆笑。その後も2014年の同授賞式で宅配ピザを振舞ったエレン・デジェネレスに負けじと、「お腹が空いていませんか? 映画にキャンディーは欠かせないよね」と、天井からパラシュートが付いたミントやキャンディーを降らせる演出で会場中を沸かせた。

 さらに、ハリウッド観光のツアーバスの乗客をサプライズで授賞式会場に招き入れ、俳優たちに「じっとしていたらろう人形だと思われるかもしれませんよ!」とニヤリ。歓喜した観光客は大スターたちに握手やハグを求め、1組の黒人カップルがデンセル・ワシントンに結婚を認める宣言をしてもらうなど大盛り上がりを見せた。

 約4時間の授賞式を笑いであふれさせ、最後のハプニングも「僕はこの授賞式をだめにしちゃうって始めから分かっていたよ。ごめん、もう戻ってこないから!」と、自らの責任にしてフォローしたキンメル。序盤には「みなさん司会には手厳しいですからね。もう次はないと思っています」とジョークを飛ばしていたが、司会者としての株は上がりそうだ。