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freeeは2月28日、北國銀行と共同で、リアルタイムで経営支援を可能にする新機能「リアルタイム経営シグナル」の開発、並びにこれを用いた新サービスの開発を開始すると発表した。

昨今、金融機関による中小企業への本質的な支援が期待される中で、効率的で付加価値の高い提案・コミュニケーションが求められているという。freeeと北國銀行では、これまで「金融機関アドバイザーアカウント」を利用し、リアルタイムかつ詳細な取引データを銀行と中小企業が共有することで、最適な提案がされる仕組みを提供してきた。数多くの企業が北國銀行とデータ共有をする一方で、多数の融資先を支援する銀行の担当者にとっては、各社の膨大なデータを把握して分析する負荷が高く、十分にデータ共有のメリットを生かしきれない課題があった。

これを受け、両社は、成果の高い担当者に共通する「データ確認・分析作業」があることに着目し、これを自動化することで、業務を大幅に効率化できると共に意図しない見落としもなくなると考えた。freeeが見るべきポイントを示唆することで、融資担当者はより創造的な活動にフォーカスし、より一層深い経営支援や資金繰り提案が可能となる。

今回両社は、freeeにある顧客の財務情報を自動的に分析して経営・財務支援に生かすための新機能「リアルタイム経営シグナル」の共同開発を開始する。リアルタイム経営シグナルは、経営状況のリアルタイム分析と重要な変化に対するシグナリング機能。事業概況、資金繰、経理状況の3つの観点で重要な変化が起きた際に、自動的に金融機関担当者に共有する機能。金融機関担当者は、顧客ごとに、売上や運転資金といった分析項目やシグナルを出す閾値を設定でき、顧客の重要な変化をリアルタイムに確認することが可能となる。

リアルタイム経営シグナルの提供は、2017年4月を予定している。提供後は、各金融機関担当者や各顧客ごとの分析状況、活用状況はデータとして蓄積し、分析機能の継続的に改善を進めていく。また、運用面での改善も進め、蓄積されたデータをAI(人工知能)で分析する機能も実装する予定。また、他の金融機関での導入、会計事務所向けの機能としての提供も予定している。

(山本明日美)