リアクションが重要!エヴァ3人娘に学ぶモテの極意【オタクにモテてもしょーがない  第1回】

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Twitterで20万人以上のフォロワー数を誇る「ラブホスタッフ上野さん」が、数あるアニメ・漫画の女性キャラクターたちから学び取れる、現実世界でも通用する"モテの極意"を解説します。参考になる点も、反面教師にしたい部分も、上野さんならではの冷静な目線でズバズバ切り取ります。オタクにモテるだけじゃない、普遍的なモテの真髄がそこにあるはず…!?

とは言え「てか、アニメのキャラって可愛すぎじゃん、あんな顔だったらテクニックとか関係ないでしょ?」というご意見もあることでしょうから、このコラムでは「顔」に関しては一切の考慮を行わない、全てのキャラクターが偏差値50くらいの顔をしているという設定で考察させて頂きます。
平凡な顔をしているアニメキャラは現実ではモテるのかモテないのか、ぜひお楽しみ下さいませ。

■第1回「新世紀エヴァンゲリオン3人娘!綾波レイ・式波アスカ・真希波マリ」



新世紀エヴァンゲリオンと言えば、1995年から未だに続く超ヒットアニメ。テレビ放送当時は「アスカ派」と「レイ派」で多くの男たちが争い、数多の血が流れたとか流れなかったとか、流れなかったとか。

さて、新劇場版ではそんなレイとアスカに新たにマリが加わり、現在3人になったエヴァ3人娘。この3人が「もし現実にいたら」いったい誰が最もモテるのでしょうか?

■綾波レイはモテない!


そもそも今回の企画が始まった理由でもあるキャラクター、それが「綾波レイ」で御座います。確かに新世紀エヴァンゲリオンが放映されていた頃、レイ派とアスカ派で多くの戦争があったのは事実ですが、レイとアスカが現実にいた場合、どちらの方がモテるかというのは議論の余地がないほど明らかでしょう。

事情はともかく、無口で、コミュニケーション能力に乏しく、社会常識がない。そんな人間は男女問わずモテるはずがないのです。

もちろんアニメの綾波レイのように絶世の美女であれば、そんな人間でもモテるかも知れませんが、顔の偏差値が50になったと仮定した場合、どう考えてもモテないでしょう。というかそもそも男性陣に認知されているかすら怪しいレベルです。
このような無口なキャラクターがアニメの中でモテる理由には、やはりオタク男子にありがちな「自信の無さ」が大きく関与しているのでしょう。綾波レイのようなキャラであれば「自分のようなオタクでもなんとかできそう」という謎の自信が湧いてくるからこそ彼らは綾波レイを好きになるのです。

しかし、現実的な話をすればそんな理由で近づいてくる男など皆様が付き合いたいと思える男性ではないことでしょう。ですので綾波レイの真似をして仮にモテたとしても近づいてくる男は魅力的ではない男ばかり。まさに「オタクにモテてもしょーがない」なのです。
また、レイがモテないと私の中で決定づけられたシーンが漫画『新世紀エヴァンゲリオン』第3巻 STAGE.14「歪んだ部屋」のワンシーン。主人公の碇シンジが綾波レイの部屋を訪れ、全裸のレイを事故で押し倒してしまうシーンで御座います。この事故の経緯はどうでも良いのですが、シンジに全裸を見られたレイの態度が問題でした。

「泣く」でもなければ「怒る」でもない。事故とは言え、14歳の女の子が全裸を見られたのですから、何かしらリアクションがあるはずです。しかしレイの反応は「無反応」。しかも気が動転して何も言えなかったというような雰囲気ではなく、本気で「全裸くらいどうでもいい」というような態度なのです。

この態度はモテません。男性は女性に何かをしたときに、女性のリアクションを求める生き物なのです。嫌われるというリアクションであっても無反応よりはマシ。何でも良いのでリアクションをしなければ男性からモテることは御座いません。
殴るでも蹴るでも泣き出すでも怒るでもいい。

何か、リアクションをするということが重要なのです。
もちろん、これは男性のセクハラを肯定しろという意味ではないので、その点はご理解願います。

■Mな男に追いかけられても…


レイが脱落したことにより、マリとアスカの一騎打ちになった「新世紀エヴァンゲリオン3人娘 いい男にモテるのは誰だ!?」対決で御座いますが、ここから先はかなり難しい戦いになってまいります。
と言うのも、マリとアスカは基本的に性格の毛色が非常に似通っているのです。2人とも「男性よりも優位な立場になりたがる」というタイプなので非常に甲乙が付け難い。どちらもMな男性にモテる傾向があると言えるでしょう。

皆様も何となくご理解頂けると思うのですが、基本的にイイ男は圧倒的に「S」な男が多い。
この理由は極めて簡単で御座います。なぜならそもそも論として「イイ男がモテる」のではなく「モテるからイイ男」なのです。皆様は「Mの男性」と「Sの男性」のどちらの方が好きでしょうか?100人が100人とも「Mな男性の方が好き」と仰るのであれば「Mな男性」の方がイイ男ですが、現実として「Sな男性」の方が好き、という方が多く、Sな男性の方がモテている以上、イイ男はSに多いのです。

新世紀エヴァンゲリオンで最もイイ男と言えば、異論はあると思いますが私は加持リョウジだと思っています。彼なんかはまさにSの典型で、いわゆる「女の尻を追いかける」というタイプでは御座いません。しかしアスカやマリというのは基本的に「Mな男に追いかけられる恋愛」になりがちでしょう。それが悪いというわけではないのですが、なかなか眼鏡に適うような男性からはモテがたいかも知れません。

さて、そのうえでアスカとマリのどちらが良い男にモテるかということを考えると、アスカとマリの違いを考える必要が御座います。
まずアスカですが、彼女の特徴は「好きな相手への行動が露骨に変わる」ということ。先ほども少し話題に出た加持リョウジのことがアスカは好きなのですが、加持さんの前では非常に良い子のふりをするまさにぶりっ子。女性からの評判は最悪な「ぶりっ子」で御座いますが、女性からの好感度を地に落としてまで「ぶりっ子」になる女性がいまだに絶滅しないのは、ずばり「男性からのウケが非常に良いから」という点に尽きます。

アスカのぶりっ子がイイ男にどれほど通用するかは分かりませんが、例え「イイ男」であっても「ぶりっ子」な態度を取られることに悪い気は致しません。この点に関してアスカはマリを一歩リードしていると言えるでしょう。

一方でマリの特徴と言えば「手間がかからなさそう」ということ。良くも悪くも「自分一人でも生きていけそう」というキャラクターなので、忙しい良い男からすると非常に手間がかかりにくく見えることでしょう。とは言え、マリはノリも良いので性格面でもあまり難は御座いません。また行動や発言の端々から「エロさ」を醸し出していることもマリの武器になると言えます。

■では実際にイイ男からモテるのは!?


甲乙が付け難かった2人ですが、これらの特徴を考慮すると、ややマリに軍配が上がると考えられます。確かにアスカも魅力的なキャラクターではあるのですが、子供っぽい面倒くささが随所に見られ、イイ男にやや「面倒な女」という印象を与えしまう恐れがあるのが勝負を分けました。

もちろん、せっかく男性と付き合うのですから「構ってほしい」とか「一緒にいたい」と思うのは当然です。ですので皆様も「面倒な女」を辞める必要はないのですが、どちらがモテるかと言えば、面倒がかからない女の方に軍配が上がってしまいます。

【レイから学ぶ モテ極意】
リアクションを大事に!ノーリアクションの女性は決してモテません。

【アスカから学ぶ モテ極意】
ぶりっ子はモテる。もちろん女性同士の評価は最悪なのでぶりっ子になれとは申しませんが、参考にするくらいなら悪くないでしょう。

【マリから学ぶ モテ極意】
手間がかからなさそうな女にこそ、男性は手間を掛けたがるもので御座います。しかし「私って手間のかからない女だから」という発言や態度を取るのは「こいつ滅茶苦茶手間がかかる女だなぁ」と間違いなく思われます。手間がかからなさそうと思って貰う最高の方法は「恋愛以外にも楽しみを持っている」ということで御座います。

プロフィール
ラブホスタッフ上野さん
豊かな知見と人間観察眼をもとにした悩み相談への深みある回答が人気を集め、Twitterのフォロワー数は20万以上を誇る。漫画『ラブホの上野さん』(漫画:博士/原案:上野)の原案もつとめ、書籍は現在4巻まで発売されている。同漫画は2017年1月よりフジテレビ系にて本郷奏多主演で連ドラ化。

★オフィシャルブログ:「ラブホの上野の休憩中」
★Twitter:@meguro_staff