2016年に2代目にスイッチしたポルシェ・パナメーラ。4ドアスポーツカー、4シーターグランツーリスモというコンセプトを掲げた新型は、フォルクスワーゲン・グループにおいてポルシェが開発責任を負ったという「モジュラースタンダードドライブトレーンプラットフォーム(MSB)」を採用しています。

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3月7日から開催されるジュネーブモーターショーで披露されるプラグインハイブリッドの新型パナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、パナメーラの最上級グレードという位置づけ。

パナメーラ ターボに搭載される4.0LのV8エンジンとモーターの組み合わせにより、システム合計出力は500kW(680ps)という圧倒的なパワーを誇り、アイドル回転数を少し超えた回転域から850Nmもの最大トルクを発生。0-100km/h加速タイムは3.4秒、最高速度は310km/hに達し、モーターアシストにより速さを手に入れたモンスタープラグインハイブリッドに仕上がっています。

平均燃費(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)は2.9L/100kmで、モーターのみの航続距離は50kmとなっています。走行時は、アクセルペダルが設定された圧力ポイントを超えるか、バッテリー充電レベルが規定の最低値を下回ると、両方の駆動システムのパワーを使用する「ハイブリッドオート」モードに切り替わります。

トランスミッションは、ほかの新型パナメーラと同様に、素早い変速が可能なデュアルクラッチトランスミッションの8速PDKで、駆動方式は4WDの「アダプティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)」。

PHVモデルの要であるバッテリーは、容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーでリヤに搭載され、欧州仕様の230V/10A電源の場合、6時間以内でフル充電されるそう。

装備では、充電中に車内を冷却/暖房する補助エアコンも用意されているのも特徴。ほかにも「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)」、「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)」を含む「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCC Sport)」、「パワーステアリング・プラス」、21インチの911ターボデザイン軽合金ホイールが標準装備されます。

さらに、ベーシックパッケージには、上記の補助エアコンのほか、「アダプティブエアロダイナミクスエレメント」、「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)」を組み込んだ3チャンバーエアサスペンションも含まれます。ロングバージョンには、リヤアクスルステアが標準化されています。

ボディタイプは標準仕様のほか、ホイールベースが150mm延長された「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ」も用意されます。気になる市販化ですが、2017年7月に欧州でデビューした後、2017年後半から日本を含む各国市場へ導入予定とされています。

(塚田勝弘)

2代目パナメーラの最上級モデルは、最高速310km/h、50kmのEV走行が可能なプラグインハイブリッド(http://clicccar.com/2017/02/28/448578/)