中国高速鉄道の象徴とも言える北京−上海を結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道が着工したのは2008年のことだ。開業は11年だったため、17年でまだ7年目だが、中国の高速鉄道網はすでに世界一の規模を誇るまでになった。中国高速鉄道は日本ではなかなか考えられない速度で規模が拡張され続けていることが分かる。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国高速鉄道の象徴とも言える北京-上海を結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道が着工したのは2008年のことだ。開業は11年だったため、17年でまだ7年目だが、中国の高速鉄道網はすでに世界一の規模を誇るまでになった。中国高速鉄道は日本ではなかなか考えられない速度で規模が拡張され続けていることが分かる。

 中国メディアの今日頭条は25日付で、中国高速鉄道の発展がこれほど速いのはなぜかというテーマについて論じている。

 記事は、新幹線が1964年に開業し、また、後にドイツや英国、フランスなどが自国の高速鉄道を発展させていったのに対して、中国の鉄道は速度の点でも建設規模の点でも明らかにこれらの国家に後れを取っていたと説明した。

 また、かつて日本を訪問したトウ小平氏は新幹線に乗車し、その速度に驚くと同時に、日本の記者に現代化とは何かと聞かれた時に「現代化とはすなわちあなたたちのことだ」と答えたと紹介し、中国が高速鉄道を発展させる決意はこの時だったとの見方を示した。さらに、中国は高速鉄道の自主開発が思うように進まなかったため、日本やドイツなどの国家から高速鉄道技術を導入することを決定したと紹介する一方、それからは極めて短期間で長大な高速鉄道網を構築し、技術も急激に向上したと論じた。

 ここで記事は、「なぜ中国高速鉄道は短時間で他国が数十年かけて得たのと同じ発展を実現できたのか」と問いを提起しつつ、それは「中国が蓄積した強大な工業力と科学技術力」こそが、他国に比べてはるかに短い時間で高速鉄道を発展させることができた主な要因であると主張した。

 現在に見る中国高速鉄道の発展は外国からの技術導入と切っても切り離せない。しかし記事は、主要な理由は中国の実力であると主張している。もしそうであるなら、中国は外日本をはじめとする諸外国から技術を導入する必要に迫られることはなかったはずだ。こうした態度も中国高速鉄道がパクリだと批判される要因ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)