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AdRollは2月27日、「消費者リサーチ2017 - クリックされない広告から考える広告施策の指標と対策」と題したレポートを発表した。

同レポートは、広告出稿業務に関わるマーケティング担当者(以下、マーケター)200名と、インターネット広告ユーザー1000名を対象に調査を実施したものとなる。

同レポートによると、インターネット広告の評価方法として、広告を出稿しているマーケターの76.5%が「費用対効果」と回答。その一方で、61.7%のマーケターが、インターネット広告に対し「費用対効果があるのかどうかが不明」と感じていることが分かった。

費用対効果を測る際に重視する効果指標としては、「ユーザーリーチ数」が最も多く64.5%、次いで「クリック数」で57.0%となった。

しかし、同レポートでは、62.7%の消費者が「広告をクリックして、クリックした先のホームページを見て、 後日再度ホームページから購入申し込みをした」と答えている。加えて、クリックはしなかったものの「その後ホームページ を訪問して購入した」ケースが18.3%、「その後お店で購入した」ケースが5.6%と、購買に結びついたケースが一定の割合で存在することが判明。クリックコンバージョンだけでは計れないインターネット広告の効果も明らかになった。

一方で、クリック以外の間接的な効果指標を用いたことがあるマーケターは48.5%。残りの半数は、間接的な効果指標計測の実施経験がないまま現状に至っている。

(小松原綾)