26日、英BBC(中国語電子版)は「トランプ米大統領の効果じわり、米中が海上軍事設備で競争開始か」とする記事を掲載した。

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2017年2月26日、英BBC(中国語電子版)は「トランプ米大統領の効果じわり、米中が海上軍事設備で競争開始か」とする記事を掲載した。

トランプ氏の就任後、米中海軍の拡大競争に拍車がかかっている。中国の南シナ海戦略をトランプ氏は批判。3月の全国人民代表大会と全国人民政治協商会議(両会)で、中国は海軍予算を大幅に上乗せする可能性がある。中国に駐在するアジアのある国の外交官は「中国はトランプ氏が予測不能とみているが、最終的に中国に対抗してくるとみている」と話す。

一方、トランプ氏は24日、「米国史上最大の軍事補正予算」を要求。海軍艦艇、人員、航空機を大幅に増強すると表明した。トランプ氏の強硬姿勢は中国政府を不安がらせ、海軍増強に拍車をかけさせる結果となっている。

中国の軍事費はここ数年で急速に増加。16年の伸び率は7.6%で、過去20年で伸び率は倍になった。中国は具体的な予算額は明らかにしていないが、ここ15年は海軍増強に力を入れている。習近平(シー・ジンピン)国家主席の号令のもと、艦艇や駆逐艦を大幅に増やしている。

しかし、中国の海軍力は今のところ米国に遠く及ばない。所有する空母も「遼寧」1隻のみ。中国軍を退役した軍高級顧問の徐光裕(シュー・グアンユー)氏は「いわばマラソンのようなもの。われわれは長い時間をかけて開けられた差を詰めていきたい」としている。(翻訳・編集/大宮)