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パシフィコ横浜にて23日から26日にかけ開催されたカメラと写真映像の祭典「CP+2017」。カメラはもちろん、三脚やカメラバッグといった関連アクセサリも数多く展示され注目を集めていた。

発売前のものや海外メーカーで日本未発売のものまで、一気に見て回れるのはCP+ならではの特権である。今回は会場を歩いて個人的に気になった三脚をまとめて紹介しよう。

○マンフロット

まずはマンフロットブース。三脚、カメラバッグなど様々な製品が出展されている。

今回、大きく展示されていて目を引いたのはトラベル三脚のbefreeシリーズ。トラベル三脚はその名の通り、折りたたんでコンパクトにできるため、旅行などに持っていきやすい。一方で超望遠レンズなどを載せるにはちょっと剛性に不安があり、良くも悪くも中途半端になりやすいポジションでもある。

ただ、最近はメーカーもトラベル三脚に力を入れていて、そのあたりの弱点を補った魅力的な製品がラインナップされている。

マンフロットはやはりデザインが良い。

安価なアルミニウム製もあるが、カーボンファイバー製だと自重1.1kgとグッと軽くなる。折りたたむと40cmに収まるコンパクトさが魅力。それでいて全高は最大142cmと十分。耐荷重4kgなので、推奨荷重は2kgといったところか。ミラーレスカメラか、一眼レフでも中望遠くらいまでなら余裕で耐えられる。まさに旅にぴったりだ。

カーボン製のほうはカラーリングが一色しかないが、もしかすると今後追加されるかもしれないとのこと。価格はカーボンになると46,000円とけっこう高価。ただ、そうそう買い換えるものでもないので、少しでも軽量さを優先したい。

○ケンコー・トキナー

続いてはケンコー・トキナーブースに展示されていた、SLIKのトラベル三脚エアリーシリーズ。

注目したのは2016年に発売された新製品の645LED。ユニークなのはLEDライトが装備されていて、足元を照らせること。移動中は懐中電灯の代わりにもなる。アウトドアで夜間に撮影する場合は重宝しそうだ。

エアリーシリーズは、このタイプのトラベル三脚では後発ということもあり、他メーカーにはない様々な機能を備えている。

その一つが、折りたたむ際のロック機構。通常のトラベル三脚はスイッチを指で固定しながら折りたたむ製品が多いが、エアリーシリーズはスイッチをロックできるため、開脚や折りたたみが快適なのだ。何度も繰り返す操作なので、こういったほんの少しの使い勝手の良さが大きな差になってくる。

また、折りたたんだ状態がコンパクトなのも特徴で、長さは約37cm、太さはペットボトル一本分ほど。特に太さについてはこだわりのポイントとのことで、担当者によると「トラベル三脚をバッグの外ポケットに差し込む場合、脚を一本だけ入れていることが多いのです。エアリーはペットボトル程度の太さに収めているのでポケットにもきちんと収納できます」ということだった。

たしかに、手に持った感触からしても明らかに細い。携帯性が売りのトラベル三脚的にはこれはかなり魅力的なポイントだ。ただし耐荷重は3kgとやや控えめ。がっちりした一眼レフに長玉という組み合わせはちょっと辛いかもしれない。価格は65,000円。

○ベルボン

続いてベルボン。折りたためるコンパクト三脚として人気のウルトレックシリーズに、カーボン製の製品が登場している。2017年春の発売を予定しており、価格は66,000円。

ウルトレックの特徴は、脚をぐいっとひねるだけですべてのパイプの固定・収納が簡単にできるウルトラロック機構。実際に試してみたが、脚の伸縮が一瞬で行えて非常に便利だった。

このパイプ構造の恩恵は伸縮比にももたらされていて、レバー等がないため伸ばしたときの長さを最大限に稼げる。これにより、全高155cmを達成しながらも、折りたたんだときの長さは36cmと驚異的。

耐荷重は4.5kgと、アルミ製と比べて増している。一般的に三脚の耐荷重はあくまで目安で、機材の倍くらいは余裕を見たほうがいいと言われるが、ベルボンの担当者いわく「当社の耐荷重はそのまま信頼していただいて大丈夫です」とのことで、かなりの自信をのぞかせていた。

○ジッツォ

続いて、100周年を迎えたというジッツォブース。中央にはトラベラーシリーズを展示しており、プッシュしている様子。180度折りたためるこのタイプの三脚で、先駆者として知られるシリーズだ。

中でも、もっとも強靭なシリーズ2はまさに憧れの存在。44.5cm、1.84kgと他社のトラベル三脚よりも若干大きく重いものの、耐荷重12kg、全伸高165.5cmというスペックを考えると、むしろ驚くほど軽量コンパクトともいえる。触っただけでわかる圧倒的な剛性はさすが。

価格も168,000円と圧倒的だが……。トラベル三脚で超望遠レンズとフルサイズ一眼レフを使うならこれ一択。

○番外編

最後に番外編でマンフロットのPIXI。

優れた携帯性で旅や日常使いにおすすめのPIXI。鞄に忍ばせておくだけで、記念撮影などの強い味方になる。この手の製品としてデザイン、機能性が優れていると思う。個人的にも愛用している。

(山田井ユウキ)