吉野家の新メニューに賛否!牛カルビにしょうが焼きが合うか実験してみた

写真拡大

 王道をちょっとハズすと、どうなるのか?

「しょうが焼き」と言えば、「豚肉」のイメージですが、つい先日、あの吉野家から「牛カルビ」を使った「しょうが焼き丼」が発売。確かに「牛」と「生姜」の組み合わせなんて、これまであっても良かった組み合わせ。それなのになんでいつも「豚肉」なの? と疑問を持ってしまいました。

 そこで今回は、「牛肉をしょうが焼きにすると、本当においしいのか?」を大検証。王道「豚肉」に勝る味なのか? を実験してみました。

◆吉野家「牛カルビしょうが焼き丼」は賛否両論

 吉野家の「牛カルビしょうが焼き丼」は、これまで人気だった「牛カルビ丼」に変化球を加え、しょうが・リンゴ果汁・米味噌をブレンドした特製ダレで香ばしく焼き上げたもの。

 ツイッターでの反応を見てみると…

・肉の味付けがいい。
・わりとおいしい変化球。
・香りの破壊力は異常。

 と、賛成派がいるものの、大絶賛する人は少ないようで、ネット上ではそれほど大きな話題にはなっていない様子。やっぱりこの組み合わせって、イマイチなんでしょうか…。

 少々の不安を抱きながら、「牛カルビしょうが焼き」を作ってみることに。以前、記事で紹介した「豚しょうが焼き」のレシピに従って作ってみることにしましょう!

【材料(2人分)】

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=666373

牛カルビ      300g
酒         大さじ2
しょうが汁     大さじ1
しょうゆ      大さじ1.5
みりん       大さじ1.5
しょうがすりおろし 大さじ1
油         大さじ1

 細かい作り方は、上記レシピをご覧いただくとして、下処理した牛肉を焼き、タレを注いでジュウジュウ焼きましょう。確かに、牛脂の力強い香りとショウガの華やかさがタッグを組み、豚肉以上の味を期待させます。うん、とーってもいいにおい!

 焼きあがったものを皿に盛って完成。

 さあ、白いごはんにのせていただきます。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=666376

 結論としては、
・思ったよりもサッパリした味。
・かなり濃い味付けでないと、牛肉の力強さに負けてしまう。
・甘辛くまろやかな感じは豚肉の方が合っているかも。
・赤身よりも脂身の多い霜降り肉の方が相性が良い。

◆正直、イマイチ…しょうが焼きはやはり豚!

 確かに、ごはんは進みます。しかし、「もっとおいしい味ってなかったっけ?」と躊躇感がつきまとう後味。ショウガが思った以上にサッパリ爽やかにしてくれるせいなのか、せっかくの牛肉ならではの力強い濃厚な風味が、カドカドしく孤立化してしまっています。

 もしかすると、シンプルなタレではなく、吉野家のように米味噌などで濃厚さを足した方がバランスが取れるかもしれません。味の好みは人それぞれですが、肉本来のおいしさを楽しみたい私は、牛肉よりもさっぱりしていて、まろやかな旨味を持つ「豚肉」の方が恋しくなりました。

 ついついイケメン選びをイメージしてしまいますが、肉も男も、濃厚さに爽やかさをマッチさせるのは至難の技なのか!? 「豚」しょうが焼きはお家で極めるとして、おいしい「牛」しょうが焼きはプロに任せた方が良いのかもしれません。

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、独自で長寿食・健康食の研究を始める。食に関する企業へのコンサルティングの他、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどで活躍中。人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。