AI自動運転EVレース「Roborace」、本番レース用マシンを初公開。シェイクダウン時期は未定:MWC2017

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スペイン・バルセロナで開催中のモバイル機器見本市 MWC 2017 にて、AI自動運転によるEVレースシリーズ「Roborace」用のマシンが公開されました。自動運転レース専用マシンなので、ドライバーが収まるコクピットもありません。

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Roborace用マシンの最初のレンダリングイメージが公開されたのは2016年3月のことでした。当初は2016年秋からのフォーミュラE 第3シーズンにおけるサポートイベントとして世界を転戦するという話でしたが、マシン開発の遅れからいまだRoboraceはレースを実施するに至っていません。とはいえ、先日のブエノスアイレスePrixで披露した初のデモレースでは、開発用車両「Devbot」が2台で走行してRoboraceの存在をアピールしていました。
  
MWC 2017で公開されたRoboraceマシンは、コクピットがないためか小さく見えます。しかし全長4.5m、全幅2mというサイズは2016年規定のF1マシンよりあきらかに大柄。その内部には540kWバッテリーを搭載し、4つある各車軸はそれぞれ300kWのモーターを備えます。

自動運転のためのセンサー類は5つのLIDARセンサー、2台のレーダー、18個もの超音波センサーを搭載。さらに6つのカメラの映像をAIが処理して自動運転を制御します。ちなみに自動運転を司るAIユニットにはNvidiaのDRIVE PX 2を搭載しています。
 

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Roborace用マシンのデザインは、映画「オブリビオン」などでメカニカルデザインを勤めたダニエル・サイモン氏が手がけています。サイモン氏は「当初のコンセプトに忠実なデザインを維持しつつ、自動運転レースカーとして機能するマシンを作り上げられたことを誇りに思う」とコメントしました。

ようやく実車が現れたRoboraceですが、発表の場に出席したRoborace関係者からは具体的なシェイクダウン(初走行)の日程は聞かれませんでした。ただ走行テストをするだけでなその代わりDevBotを使ったデモレースは、少なくともあと1度は開催するとのこと。

なお、今年になってRoboraceは公式タイヤパートナーとしてミシュランが就くことを発表していました。Roboraceはレース開催に向けて少しずつ、その歩を進めています