民進党政権の閣僚は蒋介石を顕彰する施設である中正記念堂を中立的な施設へと変更する方針を発表した。写真は中正記念堂。

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2017年2月26日、RFI中国語版サイトによると、二・二八事件70周年を迎える台湾では当局が中正記念堂から着手するという。

1947年2月28日、国民党政府が台湾人市民の抗議活動を暴力的に鎮圧した二・二八事件が起きた。今年で70周年を迎える。現在の民進党政権は二・二八事件当時に中華民国総統だった蒋介石の罪を追求していく構えだ。台湾文化部の鄭麗君部長は法律を改正し、観光地として知られる中正記念堂を、現行の蒋介石の顕彰施設という役割から中立的な施設へと転換する方針を示した。名称の変更や儀仗隊の駐留を取りやめるかなどの具体案については諮問委員会で議論して決めるという。

中正記念堂の記念品売り場ではすでに蒋介石関連グッズの販売が中止されている。民進党は陳水扁政権時代にも中正記念堂を台湾民主記念館と改名していたが、設立の根拠となる「国立中正記念堂管理処組織法」の改正はできず、馬英九政権時代に元の名称に戻されていた。

国民党の洪秀柱主席は「経済や中台関係など多くの重要な課題があるにもかかわらず、民進党政権が蒋介石脱却、国民党抹殺を最優先課題に掲げていることに失望した。自らの無能さを隠してイデオロギーで政権を維持しようとする試みだ」と批判している。(翻訳・編集/増田聡太郎)