Kis-My-Ft2の北山宏光が26日放送の日本テレビ系「チカラウタ」に出演。目標とする先輩として中居正広の名前を挙げ、司会における数々のアドバイスをもらったことを明かした。

 バラエティーのMCとして活躍したい北山。緊張で押しつぶされそうななか、救ってくれた元SMAPの中居正広は、グループでMC役を務める北山にとって目標とする大先輩だという。

 最初に出演したバラエティ番組が中居の番組だったという北山。トークのスピードや展開についていけず、「これは戦場だと思った」との心境を抱えたという。

 その後も中居と何度も共演。北山は中居に食事を誘ったが、8回くらい断られた。「なんで俺がお前と行くんだ。俺、そういうのやってねえから」と中居の声真似しながら語るとスタジオは驚きに包まれた。

 そして、ある日、中居やヒロミ、北山で食事をする機会が訪れた。中居がヒロミに「北山、バラエティやりたいみたいだから、教えてやって下さいよ」と振ると、ヒロミも「そういうの連れて来んなよ」と言いつつ、「MCってのは、台本どおりにまずベースを作ってから味付けをしなさい」という基本原則を教えてくれたという。

 話を聞いていた司会のNEWS小山慶一郎は収録前に北山が台本とペンを持っていたことを暴露。北山は「やめろ」と小山を制したが、「先輩たちの言葉は、何年何月何日、その言葉みたいなのを。聞き逃したくない」とメモしていることを明かした。

 そして、北山は、心に残った中居の言葉を紹介。「こうやって並んでるキャスティングされたメンバーのなかで、必要とされていない人は一人もいない。だから、しゃべっていない人もそれはそれで役割なんだ。人の隣でにこにこ笑ってる人も立ち位置として役目があって、みんなでバラエティって作るんだよ」との言葉を伝えた。

 2014年にSMAPが司会を務めたフジテレビ系「武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ」で、深夜にキスマイ出演コーナー「スマップBUSAIKU!?」があったことを語った北山。中居が司会を務めれば良いところを「これは北山がやってるから、やらした方が良い」と中居がスタッフに推薦したエピソードを紹介。

 北山にとって生放送のMCは初。横にはSMAPがいるシチュエーションに緊張のピークだった北山は、CM中にため息。すると、中居が「あのゲストは、こういう引きがあるから、ここは秒数長くとってやった方が良い」などとアドバイスしてくれたという。さらに、女性の前での格好いい仕草をする企画で、中居は、木村の場合は「あそこは絶対に長くした方が良い」「草なぎは大丈夫」などと言葉をかけ、北山の後方支援をしていたことを話した。

 北山は「中居さんって、すば抜けてスゴい方じゃないですか。僕は同じルートで行ってもそれじゃないんですよ」と中居へのリスペクトを口にする。そして、「自分は自分で一歩ずつ中居さんのエリアを目指すけど、違うルートで中居さんと一緒に喋れる時が来るといいな」と、自分の道を見つけて進んでいきたい気持ちを語っていた。