パレルモの名物会長ザンパリーニ氏が辞任、新オーナー誕生へ

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▽パレルモは27日、マウリツィオ・ザンパリーニ会長(75)が辞任したことを公式サイトで発表した。パレルモは15日以内に新オーナーが誕生し、アメリカ資本が入ることを明かしている。

▽イタリア最大手のスーパーマーケットのオーナーであったザンパリーニ会長は、1987年に当時セリエC2のヴェネツィアを買収。強化費をつぎ込んでチームをセリエA昇格へ導くも、新スタジアム建設ができないことを受けて、2002年に当時セリエBに所属していたパレルモを買収。

▽そのパレルモで2003-04シーズンにセリエB優勝を果たして昇格すると、2005-06、2006-07、2009-10シーズンにいずれも5位と好成績を収めるなどしたが、念願のチャンピオンズリーグ出場は果たせずにいた。一方で監督の首をシーズン中に何度もすげ替えるなど強権が目立ち、ワンマン会長として知られていた。

▽そして今季のパレルモは26試合を終えたセリエAで残留圏内の17位エンポリとは7ポイント差の18位と低迷している。