自由民主党HPより

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 あまりにも露骨すぎて開いた口が塞がらない。既報の通り、安倍首相はきょうの衆院予算委員会のNHK中継を「拒否」したが、今夜、今度は内閣記者クラブのキャップたちと赤坂の高級中華料理店・赤坂飯店でオフレコ懇談会を開いた。

 この赤坂飯店での「オフ懇」は、第二次安倍政権発足以来、恒例というべきものとなっているが、その目的が"報道への恫喝"であることは疑いようもない。

 これまで安倍首相は記者クラブのキャップたちとの会食のみならず、メディアの幹部クラスの人間たちとも頻繁に会食を重ねてきたが、それとともに完全にメディアは手懐けられ、政権に厳しい報道をおこなえなくなってしまった。その結果、マスコミが権力の監視という使命を放り出したことで、特定秘密保護法や安保法制といった危険法案は次々と通過し、審議も不十分なまま強行採決されていったのだ。

 そして今回の会食の目的が何であるかは、全国民がはっきりとわかるはずだ。いまや森友学園の国有地売却問題は国民の関心事となり、ANNの世論調査でも83%の人が「国会で事実をはっきりさせる必要がある」と回答。とくにテレビでは、きょうになってほとんどすべてのワイドショーが重い腰を上げ、疑惑を取り上げた。安倍首相が森友学園問題の報道についてクギを刺したのは疑いようもない。

「オフレコと言えども、記者たちは今晩、安倍首相が何を発言したかを上層部に報告をします。報告を受けた上層部が首相の意向を汲み取り、"自主規制"をはじめるんです」(大手新聞社記者)

 はたして、新聞やテレビといったメディアは安倍首相の意向によって、国民の関心が高まるなかで森友学園の疑惑追及の手を緩めるのか。何度も繰り返してきた愚行を、メディアはまた繰り返すのだろうか。
(編集部)