夢診断を行う一幕も

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 神山健治監督によるオリジナル長編アニメ「ひるね姫 知らないワタシの物語」の完成披露試写会が2月27日、東京・丸の内ピカデリーで開催され、神山監督をはじめ、声優として主演を務めた高畑充希、共演の満島真之介、江口洋介、古田新太、高橋英樹、前野朋哉が出席した。

 「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」などで知られる、神山監督の5年ぶりの長編監督作。東京五輪が目前に迫った2020年夏、居眠りばかりしている女子高生・森川ココネが、いつも見る不思議な夢を通して家族の秘密に迫っていく姿を描く。

 「アフレコ時の苦労」を問われたココネ役の高畑は、「相手がどういう話し方をするのか分からないなかで声を入れることに慣れず、江口さんに至っては、今日初めて会ったんですよ。映画のなかでは、家族風な感じなのに(笑)」と告白。そのうえで「声優って恐ろしい仕事だなと思った。想像で補うことに慣れていないので、声優さんってすごいなと思いました」と明かした。

 1人でアフレコを行ったかのように話す高畑。これに対し、ココネの幼なじみモリオ役の満島は「高畑さんは想像で全部やったっておっしゃいましたが、実は僕とは一緒にやっているんですよ。2人で。僕はいなかったことになっていて、少し寂しい思いをしています」と苦笑い。高畑は「ごめんなさい!」と平謝りだった。

 また、終始緊張の面持ちだった神山監督は、開口一番「こういうところに出ないでいいから監督をやっているんですけど」と吐露。「これだけのキャストの皆さん。そして3年間という製作期間を支えてくれたスタッフのおかげで、今ここに立っている。ようやく皆さんに見ていただける。早く見ていただきたいという気持ちと自信があるけど不安な気持ちがある」と率直な思いを明かした。イベントが進むにつれ、神山監督がリラックスした表情を浮かべると、高畑は「(アフレコ時は)監督がどんどん疲れていって、会う度に痩せていった(笑)。完成してやっと監督が笑顔を取り戻して、私は幸せです」とほほ笑んだ。

 この日は、ストーリーとかけて登壇者を対象に夢診断を行う一幕もあった。「稽古中だった舞台を本番直前で降ろされる。仮眠中、ひたすら水を飲まされ続ける」という2つの夢を明かした高畑は、「自虐的で打たれ強い」という診断結果。高畑が「ドMなのかな?……ドMか」と真顔で納得すると、客席から笑いが起こっていた。「ひるね姫 知らないワタシの物語」は、3月18日から公開。