疲れにくい心とからだを。心地よい眠りのためのメディカルハーブ

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人生の3分の1は眠り。睡眠は心とからだの活力を取り戻すために最も大切な休養です。しかしながら家事や仕事の忙しさのあまり、つい睡眠時間を削ってしまうことが多いのではないでしょうか。

まずは最高の朝を迎えるために、ぐっすり眠ることのできる環境を整えましょう。太陽が沈んだらすべてをスリープモードに。照明を落とし、寝間着や寝具は心地よいものをそろえ、就寝前はデジタル機器を遠ざけましょう。

そして良質な睡眠を促す“ハーブティー”があれば、なおよしです。今回は、ナチュラルライフを楽しむ植物療法家の筆者が、心地よい眠りのために実践しているメディカルハーブのある暮らし方をご紹介します。

メディカルハーブは生命力を高める

母なる大地と太陽のエネルギーによって、いのちを生きている植物たち。花の姿をよく観察すると分かるように、植物は完全なる調和を表現しています。

太古の時代から、わたしたち人間は植物と深く関わりながら“心とからだを癒す薬草”の知恵を蓄えてきました。私たちが元来持っている野性的な生命力を目覚めさせ、植物の多様な成分の働きによって心身の調子を整える方法が“メディカルハーブ”です。

メディカルハーブは現代的な生活をするわたしたちが失いがちな自然とのつながりを取り戻し、心とからだの調和を保つために役立てることができます。

疲れを残さず、質の良い眠りを導くメディカルハーブ

家庭で実践できるメディカルハーブには、多くの種類があります。なかでも筆者が夕食後や就寝前のリラックスタイムに好んで選ぶのは、ジャーマンカモミール(Matricaria chamomilla)やレモンバーム(Melissa officinalis)です。

心地よい香りと鎮静作用を持ち、高ぶった神経を落ち着かせるため安眠のためのメディカルハーブとしてよく使われます。

「今日は早めに眠りにつきたい」という日には、深いリラックス効果をもたらすリンデン(Tilia europaea)やオレンジフラワー(Citrus aurantium)を手にとることもあります。

また、よく歩いたり立ち仕事などで肉体的な疲れを感じるときは、ルビー色の美しいハイビスカス(Hibiscus sabdariffa)を。ビタミンCに富んだローズヒップ(Rosa canina)との組み合わせは、眠っている間に疲れたからだを軽やかにしてくれます。

メディカルハーブは専門店で購入することができますよ。

自分のために、丁寧に淹れる

メディカルハーブの活用法は様々ですが、最も手軽な方法がお茶として飲む“ハーブティー”です。ハーブティーは一度にたくさん飲むよりも、一日3回ほど継続的に飲むとより効果的だとされています。

可愛らしい花々を咲かせる植物たちの甘くてやさしい香りに包まれながら、今日一日の自分自身に充分な休息を許してあげましょう。心とからだの声に耳を澄まし、お茶を丁寧に淹れてゆっくりと味わうこと。

メディカルハーブの作用はもちろん、自分を大切に扱い、いたわる時間こそが疲れにくい心とからだを養うのです。植物は女性の心とからだの健やかさ・美しさを輝かせる心強い味方です。

メディカルハーブを上手に活用して、心地よい睡眠を毎日継続できる健やかなライフスタイルをつくってみませんか?

【参考】

※ 上手に眠りにつくコツ / 健康美容EXPO 

※ 良質な睡眠には美容効果も / 健康美容EXPO

【画像】

※ LagunaticPhoto / Shutterstock

【筆者略歴】

秋山真理子

植物療法家。メディカルハーブ、アロマセラピー、フラワーエッセンスの普及と教育活動を行う。「心・からだ・魂の調和=真の健やかさ」を軸に、家庭のセルフケアの知恵を学ぶ自然療法スクールを主宰。