お父さんに扮して「パパとドーナツデー」に参加したシングルマザー(出典:http://www.facebook.com/whitney.k.garcia)

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息子のために父親参観日へ男装して参加したシングルマザーの話題がアメリカから届いた。彼女の行動は人々の称賛を浴びて話題となり、『Inside edition』などのメディアが報じている。

米「ピュー・リサーチ・センター」による2016年の調査によると、アメリカでは出産をする女性の4割が未婚の母と判明している。そのような背景で、このほどユタ州セントジョージに住むシングルマザーのホイットニー・キットレルさんが我が子のため、学校のイベントに‟男装”して参加した。

ホイットニーさんは今から3年前にシングルマザーになることを余儀なくされた。彼女は「自分のことは後回しにしてでも我が子のためなら何でもする」と自身に誓い、女手一つで息子と娘を育てている。時にはキャッチボールを教えたり、沢山の思い出ができるように家族で旅行などもして父親のいない穴を埋めてきた。

しかし5歳になる息子ルーカス君が学校から持ち帰ったお知らせの紙を見て、ホイットニーさんは落ち込んでしまった。なぜならそこには学校で子供とお父さんが仲良くドーナツを食べるイベント「パパとドーナツデー」のお知らせが書いてあったからだ。

父親に代わってできることは何でもやってきたホイットニーさんだが、今回ばかりはお手上げだったようで「代わりにおじいちゃんに行ってもらうように頼もうか?」とルーカス君に尋ねた。しかし返ってきた答えは「No」だった。

ルーカス君は「僕はママに来てもらいたい。ママは僕のママであるけどパパでもあるんだ」とホイットニーさんに笑顔で告げたという。ホイットニーさんにとって、これほど嬉しい言葉はなかったであろう。

そして当日の朝、ホイットニーさんは黒のペンで口ひげを描き、長い髪は野球帽の中に全部押し込み男性らしい服装を身に着けて‟ホイットニーパパ”となったのだ。そしてすかさず、ルーカス君に自分の姿を見てもらった。ルーカス君の第一声は「ママ! パパのようだよ」と言い、2人で大笑いしたとのことだ。

学校に向かった2人に対して誰もが驚いたようだったが、ルーカス君はクラスメートに自慢気に「僕のママだよ」と紹介した。ホイットニーさんは少し戸惑ってしまったが、ルーカス君は臆せず皆にこう言った。

「ママは、僕のパパでもあるんだ。」

この日ホイットニーさんがベストを尽くしたのは言うまでもないが、彼女は「その日の出来事が、うまくいったのかどうかは実際にはわからないです」と話している。しかしホイットニーさんが先に帰ろうとした際、ルーカス君があとを追いかけてきて強く抱きしめてきたそうだ。その時「ママ…僕はママがいつも僕のそばにいて何でもしてくれるって知ってるんだ。ありがとう! 大好きだよ」と囁き、ホイットニーさんの頬にキスして足早に教室へ戻って行ったという。

ホイットニーさんはこのスイートな言葉を忘れることはないだろう。そしてルーカス君にも決して忘れないで欲しいと願ったそうだ。

今回の出来事をホイットニーさんは8日にFacebookへ投稿したところ、22万以上の‟いいね!”と称賛のコメントが集まった。その温かいコメントに対してホイットニーさんは「皆さんのコメントに感謝します」としたためている。

子供を愛する女性は時に大きな力を発揮することがあるが、他にも4人の子供のシングルマザーがYouTubeのチュートリアル動画を見て家を建てたという強者ママもいる。できることは何でもトライする―私たちはそのことを忘れてはならないのかもしれない。

出典:http://www.facebook.com/whitney.k.garcia
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)