観光ガイドサービスをめぐる問題がかつて注目を集めていたが、今年に入り就労の自由化に関する試行が始まったことから、オンラインによる観光ガイドの予約ができるようになった。顧客・ガイドが互いに相手を選択することができるこの新システムは、従来とは全く異なる結果を生み出している。携程旅遊網がこのほど発表した「2017年春節ネット観光ガイド予約報告」によると、家族客が事前にオンラインで観光ガイドを予約するというスタイルが、今年の春節(旧正月、今年は1月28日)の新たなブームとなり、サービスを提供した観光ガイドの数は過去最高記録を更新した。経済日報が伝えた。

統計データによると、春節連休中、国内外の各観光地では、多くの観光ガイドがガイドサービスを提供した。彼らは随時、観光客からの予約を受け、ガイド業務を行った。7日間の春節連休中、1日あたり平均予約件数は前年同期比の5倍に上り、国内ガイド料の平均価格は500元(約8200円)だった。観光客の9割が、観光ガイドに対するオンライン評価で満点の5点をつけた。自由就労の観光ガイドに対する満足度は、ツアー旅行に比べて高かった。

観光ガイドの自由就労は、オンライン・オフラインの2種類がある。オンライン観光ガイドの自由就労とは、観光ガイドがオンラインプラットフォームで予約を受け、発注した観光客に対して解説サービスのみ、あるいは案内サービスを提供することを指す。また、ガイド料金は、第三者決済サービスプラットフォームを通じて受け取る仕組みになっている。

携程旅遊網の担当者は、「観光ガイドの自由就労の試行は、始まってまだ間もないが、その効果は著しい。弊社が観光ガイド予約プラットフォームを開通してからまだ2カ月余りだが、注文件数は約1万件に上り、登録した観光ガイドの数は延べ約4万人に達した。このうち資格を持っている国内外の観光ガイドは4000人、国内数十省・市および海外50カ国をカバーしている」と話した。

旅行のピークシーズンとなった春節連休中、観光ガイドサービスにはどれくらいの金額が必要だったのだろう?報告によると、春節連休中、国内観光ガイド自由就労サービスの予約価格は、1日あたり300元(約4900円)から800元(約1万3000円)の間で、1回あたり平均約500元だった。春節中は、通常期(300元あまり)より6割ほど高い。海外旅行ガイドの予約価格は、200元(約3300円)から1万5000元(約24万5000円)までと幅広く、1回あたり平均1600元(約2万6000円)。最高は、個人カスタムメイド旅行で、ガイド料は1万5000元に達した。

どんな人が観光ガイド予約サービスを利用しているのだろうか?どのような観光ガイドの人気が最も高いのだろう?春節連休に予約した個人旅行客のうち、「4人から8人の家族旅行」が80%と最も多く、1グループの平均人数は5人だった。予約した観光客の9割が女性の観光ガイドを選び、年齢層では25歳から30歳のガイドが最多だった。

報告における注目点は、中国人観光客の海外旅行が多様化の一途を辿っていることだ。海外旅行での観光ガイド関連データによると、予約の46%は「現地での観光ガイド」、21%は「車つき送迎サービス」、17%は「車つき観光地めぐり」という目的だった。このほか、「民宿、レストラン、現地特産品の予約・調達代行」などに対するニーズもあった。

携程旅遊網の喩暁江COO(最高執行責任者)は、「オンライン観光ガイド予約サービスによって、ガイドサービスの透明性・公開性や双方向の自由選択が実現する上、プラットフォームが提供する技術サービス保障も受けることができて、顧客の満足度がアップする。観光ガイド自由就労は、試行が始まってまだ間がないが、その可能性は非常に大きい」とコメントした。(提供/人民網日本語版・編集/KM)