■番付発表

 27日、大相撲3月場所(3月12日初日・大阪)の番付が発表された。大方の予想通り、新横綱の稀勢の里は西方2番手に名を連ね17年ぶりに横綱が4人並ぶ番付表となった。東の正横綱は1月場所で稀勢の里と14日目まで優勝争いを演じた白鵬となった。

 大関は先場所4人が名を連ねていたが、稀勢の里は横綱に昇進し、琴奨菊が関脇に転落したため2人となっている。ちなみに大関照ノ富士が4度目のカド番を迎えており、今場所負け越しが決まると来場所の大関は1人という可能性もある。

■3月場所の展望

 あまり想像したくはないが、優勝して以来大きく勝ち越しのできない豪栄道が2場所続けて負け越す可能性は0とは言えない。もしそうなれば、次の次の番付で横綱4大関0という異例の番付表ができてしまう可能性すらある。もちろんまだ先のことなのでそこまで騒がれてはいないが何が起きてもおかしくないのだ。

 関脇には先場所踏ん張った玉鷲に、高安と琴奨菊。注目なのは高安だろう。先場所好成績を残し、今場所も同じような成績を残したら次は大関への挑戦となる。横綱に昇進した稀勢の里と同じ部屋というだけあって勢いもあるだろう。とにかく3月場所の高安からは目が離せない。

 琴奨菊にも注目が集まる。16年1月場所に優勝してからメディアに引っ張りだこだった琴奨菊。先場所は大きく負け越して関脇に陥落してしまった。10勝以上あげ、大関復帰なるか、大きく負け越し引退を視野にいれるか、とにかくこちらも目が離せない。

■若手の台頭に期待

 小結や前頭の上位に若い力士が食い込んだのも面白い材料だ。御嶽海、正代、貴ノ岩は今後もいいライバルとなって近い将来大関争いに加わって欲しいところだ。浮き沈みが激しい人気力士、勢は勝ち越しして小結に登りたい。

 下の方には人気を集めつつある若手力士石浦と、多彩な技で先場所十両ながら注目を浴びた宇良がいる。彼らは切磋琢磨し次世代の相撲界を引っ張っていって欲しいところだ。こういう注目されている力士がいるというのは周りの力士の刺激にもなるので明るい材料と言える。幕内に上がり初めて懸賞金をもらったり、勝ち星を重ね続けたりして上位陣の胸を借りたら、いっそう励みにもなるだろう。

■3月場所への期待

 1月場所は稀勢の里の優勝、並びに横綱昇格により大いに湧いた。その一方で上位陣の休場、不調が目立った。すでに全日満員となった3月場所。全力士が最後まで全力で取り組み前回の4横綱時代以上の盛り上がりに期待したい。