間食にもピッタリ!ダイエット中の栄養補給は「豆」に決まり
日本食の中でも身近な“豆”。豆腐、納豆、湯葉、きな粉、しょう油、和菓子など、食事だけでなく調味料やデザートとしても万能な食材です。
中でも大豆は“畑の肉”とも呼ばれ、栄養素も食物繊維も豊富で、健康的な食事を作る上では欠かせません。
そこで今回は管理栄養士の資格を持つ筆者が、栄養素たっぷりで機能性表示食品としても注目される豆についてご紹介します。
大豆に含まれる栄養素とは?腸を整える働きをする食物繊維、大豆オリゴ糖に加え、たんぱく質、大豆イソフラボン、抗酸化作用があり、血液をサラサラにしてくれるサポニン、細胞膜の原料となり、肌を健やかに保つレシチン、葉酸、ビタミンB1、B2、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分など、身体に必要な栄養素がたっぷり含まれています。
調理方法には、焼く、煮る、茹でるなどがありますが、中でも蒸すという調理法は、水蒸気で食材を加熱する調理方法なので、溶け出しやすい栄養素や機能性成分が多く残っています。また、グルタミン酸という豆本来のうまみ成分も多く残っているので、素材の味が生きてそのまま食べてもおいしいのが特徴です。
蒸し豆のオススメの食べ方とは?蒸し豆は、加工や調理の段階で栄養成分が水に溶けて流れてしまったり、食物繊維が減ってしまうことがないのが特徴。
また、そのまま食べられるので小腹が空いたときのために携帯しておくこともできます。そのため、間食として食べたり、サラダに混ぜてそのまま食べるのがオススメです。
蒸し豆を食べることでどんな効果が期待できる?大豆に含まれる“イソフラボン”は、骨の成分の維持に役立つ機能があると報告されています。
骨というと、一般的には牛乳など乳製品に含まれるカルシウムを思い浮かべることが多いかもしれませんが、日本人の体質に合った豆も上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
・便秘改善
食物繊維やオリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれます。
・ストレス解消
豆に豊富に含まれるたんぱく質(アミノ酸)やカルシウムが、イライラ解消に一役買ってくれます。
・女性ホルモンの調整
大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモン様の働きをすることで、乱れやすいホルモンバランスを調整します。
このように、豆には豊富なたんぱく質やビタミン、ミネラルが含まれていて、毎日の食事には欠かせない食材。さらに、蒸し豆にすることで手軽に取り入れることができるのでオススメです。
食べないダイエットやサプリメントに頼るのではなく、賢く栄養を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考】
※ 普段の食生活に簡単プラス!蒸し豆シリーズ 『混ぜておいしい プチ蒸し豆』『蒸し塩ピー』新発売
【画像】
※ Timolina / shutterstock
【筆者略歴】
未知叶
2015年ミスユニバース神奈川大会ファイナリスト。美容と健康はもちろんのこと、自立に必要なお金の管理、株式投資など資産運用を強みとする。