米軍が頻繁に中国近隣で武力を誇示している。オバマ時代と同じく、トランプ政権下でも自由な貿易と法治を守るという意志を中国に伝える意味があると専門家は分析している。

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2017年2月26日、参考消息網によると、米軍が頻繁に中国近隣で武力を誇示している。

米NBCテレビは24日、入手した米軍内部報告書を基に、米海軍が頻繁に中国近海で行動し、武力を誇示していると報じた。現在は空母カールビンソンを中心とした空母戦闘群が南シナ海を行動中だが、それ以外にも1月には原子力潜水艦3隻が西太平洋に配備され、うち1隻は南シナ海で活動したという。

2月には12機のF−22がオーストラリアでの演習に参加した。さらに先日実施された演習では潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)のトライデント2型4発が発射された。同時に4発ものSLBMの発射演習を行うのは冷戦終結以来初だという。

こうした行動の目的は中国政府に米軍の戦力を誇示することにあると米国防総省関係者は指摘する。駐韓国米国大使、国防総省次官補(アジア・太平洋担当)を歴任したマーク・リッパート氏はこれらの行動は米国が自由な貿易と法治を守る意志を示すものだと分析した。オバマ時代と同じく、トランプ政権でもこの原則を守るというメッセージを中国に伝える意味があるという。(翻訳・編集/増田聡太郎)