お仕事や人間関係などでストレスを受けやすい人は、精神的な疲れとそれに伴った肉体的な疲れも現れます。心と体はセットなので、どちらかが弱るとどちらかにも影響が濃く出るのですね。うつ病、自律神経失調症や慢性疲労症候群なども増えていますが、今回はストレスによって起こりやすい「副腎疲労症候群」について調べてみました。

こんな症状ありませんか?

疲れていても、休まずに働くことを良しとする日本の慣習は「疲労困憊」な社会人を多く生み出しています。疲れているのに休めないと自分のことがおろそかになってくるので、気づかないうちに様々な症状が出ている場合があります。

●とにかく疲れている
●朝起きられない
●物忘れがひどくなった
●立ちくらみが頻繁にある
●楽しいと思うことがなくなった
●花粉症やアレルギーがひどくなっている
●PMS(月経前症候群)や生理痛がひどくなっている
●甘いものや塩辛いものを欲する

このような症状が3つ以上あてはまる場合、副腎疲労症候群の可能性があります。うつ病や適応障害と重なることもあります。

副腎疲労症候群とは

副腎とは、腎臓の上にあるアーモンド大の臓器のことを言います。副腎にはエネルギー代謝や血糖調整の役割もある他、アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールという、副腎皮質ホルモンを分泌させ、体があらゆるストレスに対処できるように調整する重要な働きがあります。

アドレナリンやノルアドレナリンの分泌は一過性ですが、コルチゾールは蓄積し正常な値に戻るまで長時間を要するため、ストレスを受け続けると副腎が疲労してしまいます。その結果、抗ストレスホルモンが分泌しにくくなり、ストレスに対抗できない状態が続き、やがては慢性疲労やうつ症状が現れてしまうのです。これを副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)と言います。

副腎疲労を回復するには?

副腎疲労症候群は、一見健康に見えますが、極度の精神疲労や身体疲労に悩まされるのが特徴です。病院で診察しても、まだ日本では一般的に知られていないため、慢性疲労症候群やうつ病、自律神経失調症と誤診されやすいそうです。

内科で副腎の検査をしても、血液検査ではストレスによる副腎疲労は分からず、唾液によるコルチゾール検査で明らかになります。総合病院や専門医に診てもらうのが一番ですが、自分でできる方法として、例えばたばこやコーヒーを控える、マグネシウムを補給する、ビタミンB、ビタミンCを補給する、ナトリウムを補給する、そしてストレス自体を回避することがが重要です。ストレス回避のスキルを得るために心療内科の受診やカウンセリングを受けるのも良いかもしれません。

副腎疲労はまだ医学としては正式に病気とは認められていない反面、副腎疲労が存在することは多くの病院で認めています。他の病気の症状として認められるのか、副腎疲労という病名で表現できるのかはまだ不明ですが、副腎の機能低下による様々な症状が出ることは医学的にも証明されており、治療が必要なことは間違いありません。

 参考サイト副腎疲労症候群

writer:しゃけごはん