食べちゃイヤよ!おめかしして「アニマルセラピー活動」をするニワトリが愛らしい

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病気や怪我をした人や高齢者、精神的な痛みを抱える人の傷を癒し、笑顔を取り戻す手伝いをするセラピードッグ。

アニマルセラピーで、人々の心を癒すのは犬や猫、時にウサギや馬などが一般的だ。

セラピーチキンがデビュー

しかし、米バージニア州にある非営利団体「Green Dogs Unleashed」では、1羽のニワトリがセラピードッグならぬ、セラピーチキンとして活動している。

それがこのダーラである。

Green Dogs Unleashed/Facebook

人と触れ合うセラピーチキンとして施設に通うダーラだが、かつては、その様な触れ合いや、愛情さえ知らずにこの世を去る運命にあった。

息子がどうしてもと保護

The Dodoが伝えるところによると、今から2年前、同団体を創設したエリカ・プロクターさんが、息子のフィン君を連れ、あるフェアを訪れた際、数羽の弱ったニワトリを見つけたという。

そのうちの1羽がダーラだったのだが、フィン君はニワトリを連れて帰りたいと言い張ったそうだ。

同団体は本来、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりする犬を保護するための施設。

しかし、フィン君は「たとえ助からないとしても、この子たちは最期に愛を知ることができるよ」と母親を説得し、3羽のニワトリを家に連れて帰った。

結局2羽は死んでしまったが、ダーラは元気に成長し、今では大切な家族の一員だとか。

仲間と共にアニマルセラピーに挑戦

ダーラは、玄関のドアに取り付けられた犬用の扉から出入りし、普段はニワトリ仲間や犬や猫と戯れたり、フィン君と兄妹さながらに遊んだりしているそうだ。

一方、ダーラがチュチュを着て「セラピーチキン」としてあらわれると、例外なく驚かれるという。

同団体では、保護した犬に終の棲家を見つける前に、病院や学校、各支援施設などで、必要に応じた喜びと癒しを与える訓練を実施している。

このプログラムにダーラも参加することになったというわけだ。この時のために精一杯おしゃれをした結果が、例のチュチュ姿である。

多くの人がニワトリを食べ物としてしか認識しておらず、「ダーラが介在することで、人々の(特に子どもたちの)ニワトリへの新たな理解につながれば」と、エリカさんは期待している。

Finn and Feathers/Facebook

人々と触れ合う中で、相手の認識を変えるべく、ダーラのセラピーチキンとしての活動は今後も続く。