23日、韓国メディアによると、韓国最大のイルカ体験施設で3年の間にイルカ6頭が死んでいたことが明らかになった。写真は巨済島にあるイルカ体験施設。

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2017年2月、韓国南東部、蔚山(ウルサン)の長生浦クジラ生態体験館で日本から極秘輸入したイルカがわずか5日で死に動物虐待との声が上がる中、今度は南部、巨済(コジェ)島にある韓国最大のイルカ体験施設でもイルカ数頭が死んでいたことが判明し、物議を醸している。23日付で韓国・聯合ニュースが報じた。

洛東江(ナクトンガン)流域環境庁によると、2014年4月にオープンした同施設では、13年に13頭、14年に7頭と2回にわたり合計20頭のイルカを輸入したが、このうち15年に2頭、16年に3頭、今年に入り1頭と合計6頭が死んだ。こうした状況を受け同庁は来月2日、民間団体とともにイルカが死んだ原因等について共同調査する計画だという。

一方、動物保護団体らはイルカの死は予見された結果だとし、イルカの放流を主張、施設の輸入・飼育方針について批判を強めている。また政府機関の環境部は飼育施設開設法案を準備するため、野党・正義党の李貞味(イ・ジョンミ)国会議員室、動物保護団体らと共に全国のイルカ体験施設を共同調査する予定だ。現在、韓国内にはソウル2カ所、済州島3カ所、全羅南道(チョルラナムド)麗水(ヨス)1カ所など合計8カ所のイルカ体験施設がある。

この報道に韓国のネットユーザーからは「生命をおもちゃ扱いするのか?」「これではイルカ体験ではなく、動物虐待体験の現場ではないか」「イルカは狭い体験施設に閉じ込めるより、広い海を泳がせよう」と、イルカを施設で飼育することに否定的な声が多く寄せられている。

また「施設を訪れる人がいるのが問題」「こういった施設に行く人がいなくなれば、需要がなくなりしまいには施設もなくなることだろう」、さらには「動物園も水族館も要らないし、動物ショーも見たくない」と、イルカのみならず動物全般に視野が拡大し、動物を観賞させる施設そのものへの疑問の声や排除論も目立った。(翻訳・編集/真)