ロシア・モスクワ中心部で、ウラジーミル・プーチン大統領批判の急先鋒だった野党指導者、ボリス・ネムツォフ元第1副首相の暗殺から2年を前に行われた追悼デモに参加したネムツォフ氏の支持者らと、同氏と共に活動していた野党指導者のミハイル・カシヤノフ氏(中央、2017年2月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシア・モスクワ(Moscow)中心部で26日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に批判的だった野党指導者ボリス・ネムツォフ(Boris Nemtsov)元第1副首相(当時55)が暗殺されて2年となるのを前に追悼デモが行われ、主催者発表とAFP調べによると約1万5000人が参加した。

 ネムツォフ氏は2015年2月27日、恋人女性を伴って徒歩で帰宅中、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)近くの橋の上で背中を4発撃たれて死亡した。1990年代後半にボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)政権で第1副首相を務めたカリスマ的な政治家で、プーチン氏批判の急先鋒に立っていた。

 ネムツォフ氏暗殺は、旧ソ連の国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏が2000年に初めて大統領に就任して以降、相次いでいる反プーチン派殺害事件の中でも最も注目を集めている。

 北カフカス(North Caucasus)のチェチェン(Chechnya)共和国出身の男5人が何者かの依頼でネムツォフ氏暗殺を実行したとして逮捕・起訴されているが、暗殺を命令した人物は今も逮捕されていない。

 赤いカーネーションの花束を手にデモに参加した年金受給者のガリナ・ゾリナさんは、AFPに対し「ネムツォフ氏の誠実さと勇敢さに敬意を表するために来た」「私たちは忘れていないということを、当局に示したい」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News