脚色賞を受賞した「ムーンライト」 (C)2016 A24 Distribution, LLC

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 第89回アカデミー賞の授賞式が2月26日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、新鋭バリー・ジェンキンス監督の「ムーンライト」が脚色賞に輝いた。

 気鋭の劇作家タレル・アルビン・マクレイニーが2003年に執筆した未発表の脚本「In Moonlight Black Boys Look Blue」を原案に、ジェンキンス監督が映画脚本を再構築。2人の故郷である米マイアミの黒人コミュニティを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを模索する主人公シャロンの成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で詩的に描き出した。

 本作が長編2作目のジェンキンス監督、原案者のマクレイニーともに、アカデミー賞初ノミネートにして初受賞。第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードで作品賞・脚本賞を含む4冠を果たした本作は、第69回米脚本家組合(WGA)賞ではオリジナル脚本賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ)を受賞した。

 今回のアカデミー賞では脚色賞のほか、作品賞、監督賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、助演女優賞(ナオミ・ハリス)など8部門にノミネート。4月から全国公開される。