長編アニメ映画賞に輝いた『ズートピア』
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 現地時間26日、第89回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、ディズニー・アニメーション作品の『ズートピア』が長編アニメ映画賞に輝き、スタジオジブリ初の海外共同作品『レッドタートル ある島の物語』は受賞を逃した。

 ジブリ作品は『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』に続き今回の『レッドタートル ある島の物語』と4年連続で同賞ノミネートを果たしたが、過去3回と同様に今年も軍配はディズニーに。『アナと雪の女王』『ベイマックス』『インサイド・ヘッド』から『ズートピア』に栄冠は引き継がれた。

 『レッドタートル ある島の物語』は、スタジオジブリとワイルドバンチの日仏共同製作により、無人島に流れ着いた男の一生をセリフなしで描いた意欲作。高畑勲監督や鈴木敏夫プロデューサーがスタッフとして参加し、『岸辺のふたり』で第73回アカデミー賞短編アニメ映画賞を受賞したマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが監督を務めた。同作が受賞すれば、ジブリ作品として『千と千尋の神隠し』以来14年ぶりのオスカー獲得となっていた。

 栄光に輝いたディズニー映画『ズートピア』は、製作総指揮をジョン・ラセターが務め、監督を『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアが担当。ウサギの新米警官ジュディがキツネの詐欺師と共に、あらゆる動物が住む高度な文明社会・ズートピアに隠された衝撃的な事件に迫る姿を活写した。同作は、アニメ界のアカデミー賞ともいわれる第44回アニー賞において作品賞ほか6部門を受賞するなど、前哨戦の結果からも受賞が確実視されており、期待を裏切らない結果となった。

 ほか、長編アニメ映画賞にはLAIKA制作による日本が舞台の『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題)』、ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』、スイスとフランスによるクロード・バラス監督作『マイ・ライフ・アズ・ア・ズッキーニ(英題) / My Life as a Zucchini』がノミネートされていた。(編集部・小山美咲)