「エンコにノークラ」いつしか使われなくなった自動車用語8選

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消えたものから呼び方が変わったものまで多数あり!

言葉というのは生き物だという説があり、自動車用語にも栄枯盛衰があるようだ。今回は、現在では呼び名が変わった用語をピックアップしたい。

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MT(マニュアルトランスミッション)車の各ギヤのことをかつてはこのように呼んでいたが、現在は、1速(いっそく)、2速(にそく)……と呼ぶのが一般的。別にロー、セコでも間違いではないが、ギヤが1〜4速までしかないクルマが主流だったときの呼び方だった。

AT車でも「OD(オーバードライブ)付」というのがあったが、CVTや7速・8速ATも珍しくない今となっては前時代的?

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ベーエムベーは、BMWのドイツ語読みに近い読み方で、BMW(ビーエムダブリュー)JAPANが設立(1981年)される以前からのクルマ好きには、親しみがある呼称だった。アーマーゲーは、同様にAMG(エーエムジー)の古い呼び方。ちなみにドイツ語読みをカタカナ表記すると「アーエムゲー」。AMGといえば、メルセデス・ベンツも、略称として「ベンツ」を用いる人が多いが、F1などでは、「ベンツ」ではなく「メルセデス」(チーム)と呼ばれている。

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逆ハンドル、つまりカウンターステアのこと。五木寛之先生の著書に「疾(はし)れ!逆ハンぐれん隊」(1986年)というタイトルの本がありました……。

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エンコとは「エンジン故障」の略。80年代前半までのクルマは、オーバーヒート、プラグのかぶり、燃料切れ、etc……と何らかのトラブルでクルマが止まってしまうことは珍しくなかった。いわゆるエンジントラブル全般のこと。

エンストは、エンジンが止まってしまうこと。「エンジンストール」の略だが、「エンジンストップ」の略だと思っている人も少なくない。かつてはMT車の発進時にクラッチミートを失敗して「エンスト」をする人も多く、教習所時代に苦しんだ人も多いのでは? しかし、AT車の普及率が95%近くなった現在、死語になりつつある。

装備自体が消えた&当たり前になったために使われなくなった言葉も

ゥーキチ、エンスー

カーキチ=自動車き●がい、エンスー=エンスージアスト(英語で熱心家・熱狂者という意味)の略。どちらも「クルマ好きのなかでも稀に見るクルマ好き」という意味なのだが、死語に近い……。

そもそも、クルマ好きな人が減ってしまったためか、昨今では、単に「クルマ好き」「(クルマ)マニア」あるいは「走り屋」といった感じのほうがしっくりくる。

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ノンスリというのは、ノンスリップデフ=LSD(リミテッドスリップデフ)のこと。ノークラ=クラッチペダルがない=2ペダルのAT車のこと。70年代後半「ノン」という言葉自体が流行っていたようだ。

Дーラー(カーエアコン)、安全枕、自動車電話

クーラーやカーエアコンは、いわゆるエアコンのことだが、1980年代まではカーエアコンは高価な後付けオプションで、独立制御のものが多かった。

安全枕は、事故の際、乗員の首をむち打ち症などから守るヘッドレストのこと。日本では1969年に運転席への装着が義務付けになったが、それ以前のクルマには装着されていないクルマが多かった。

自動車電話は、携帯電話が普及し始めたときの呼び方。当時は電話機もバッテリーも非常に大きく、手に持って歩くというより、肩からベルトで下げるほど、大きく重たかったため、通常はクルマにセットして使うことが多かったので、自動車電話と言われた。小中学生まで、携帯やスマホを持っている現代からすると隔世の感がある……。

┘セット、DCC、DAT、MD

その昔、クルマのオーディオはAM・FMラジオすらオプションだった。それからカセットテープが普及し長らく愛用されていたが、デジタル時代になってDCC(デジタルコンパクトカセット)やDAT(デジタルオーディオテープ)、MD(ミニディスク)も登場。CD(コンパクトディスク)は割と最近まで主役級だったが、DCCやDAT、MDなどはそれほど普及せずに消えて行ってしまった。