全米チャート初登場1位濃厚! フューチャーの想いが詰まった初のセルフ・タイトル作(Album Review)

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 米ジョージア州アトランタ出身の33歳、ドレイクやリアーナの作品に参加したことで大きな注目を集め、売れっ子ラッパーとして大活躍中のラッパー、フューチャー。

 これまでの作品を振り返ると、2012年のデビュー作『プルート』が、全米アルバム・チャート8位を獲得し、2ndアルバム『オネスト』(2014年)は最高位2位に、翌年リリースの3rdアルバム『DS2』では、自身初の首位獲得を果たした。2016年2月に発売された『EVOL』で2作連続のNo.1をマークし、デビュー作から全てのアルバムがTOP10入り、3作連続のR&Bチャート、ラップ・チャートNo.1を獲得している。また、2015年9月にリリースされた、ドレイクとの共作『ホワット・ア・タイム・トゥ・ビー・アライヴ』も1位を獲得した。

 そして、『EVOL』から1年振りとなる5作目のアルバム『フューチャー』が、2017年2月17日に急遽リリースされた。本作は、全17曲、60分を超える大ボリュームだが、ゲスト・ミュージシャンは1人も参加していない。制作は全曲フューチャーが手掛け、プロデューサーには、DJキャレドやメトロ・ブーミン、808・マフィア、サウスサイドなど、売れっ子トラックメイカーたちの名前がクレジットされている。

 アルバムの内容は、大流行中のトラップ・ミュージックを中心に、フューチャーの中毒性抜群の声(ラップ)が存分に活かされた、ズッシリ重たい最新のヒップホップ・ソングが満載。初のセルフ・タイトルにしたのは、今の自分の想い、生活環境、ポジションなどを歌詞にしたことから付けられたのではないかと思われる。他のアーティストが参加していないのも、そういったコンセプトからかもしれない。

 セールスも好調で、初動枚数は15万枚を突破している。2017年3月11日付米ビルボード・アルバム・チャートでは、首位デビューを果たすと報じられ、3作連続(ドレイクとのアルバムを含めると4作連続)のNo.1獲得となる。フューチャーは、2月14日にリリースされたマルーン5の新曲「コールド」にフィーチャリング・ゲストとして参加していて、こちらも今後のヒットが期待される。また、本作『フューチャー』のリリース翌週となる2月24日には、6thアルバム『Hndrxx』を発売することが発表された。全米チャート初となる、2週連続の首位獲得を狙う。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
『フューチャー』
フューチャー
2017/2/17 RELEASE
https://goo.gl/r1C2vX