「冬のソナタ」のヒットで日本に「韓流ブーム」が巻き起こったのが2004年ごろ。もう干支が一巡りするほど前の話になってしまった。今では一部の根強いファン層を残してすっかりブームは沈静化した感があるが、中国では長い時間ブームが続いていた。しかし、そのブームもついに終息に向かうかもしれない。中国メディア・今日頭条は24日、「韓国エンターテインメントが中国市場で寒い冬に遭遇している」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Tanawat Pontchour /123RF)

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 「冬のソナタ」のヒットで日本に「韓流ブーム」が巻き起こったのが2004年ごろ。もう干支が一巡りするほど前の話になってしまった。今では一部の根強いファン層を残してすっかりブームは沈静化した感があるが、中国では長い時間ブームが続いていた。しかし、そのブームもついに終息に向かうかもしれない。中国メディア・今日頭条は24日、「韓国エンターテインメントが中国市場で寒い冬に遭遇している」とする記事を掲載した。

 記事は、「昨年下半期より、事実か分からない『限韓令』が中韓両国のエンタメ界で騒がれ、バラエティ番組で韓国人タレントを見かけなくなり、韓国ドラマや韓国映画を見つけるのも難しくなった」とし、「限韓令」が事実にしろ事実でないにしろ「韓国のエンターテインメントは確かに中国市場で困難にぶつかった」と説明した。

 また、北京大学の文化産業の専門家が「韓国の文化・エンターテインメント産業の主な輸出先は中国で、全体の50-70%を占めており、韓国側の損失や影響は大きい。一方で、中国には一定の影響があるものの、代わりがきくものが多く、大したインパクトにはならない。流行やトレンドは変化するもの。韓流ファンたちは自然と好きな代替品を見つけることだろう」と解説したことを伝えている。

 記事はさらに「世界的に低迷する市場環境に対して、韓国が経済の長期的な発展を保てる新たなエンジンを育てられていない」、「依存度の非常に高い中国市場で制約を受けるようになった今、『韓流』をどう再構築するか考えるべきだ」との指摘が専門家やメディアから出ていることを併せて紹介した。

 「限韓令」の噂の拡散には、ミサイル配備を巡る中韓両国の関係悪化という政治的な背景がある。関係が改善すれば再び「韓流」が中国のお茶の間にやって来るかもしれないが、先行きは極めて不透明だ。一方、ブームが去っても日本同様に根強いファン層は残るはずであり、その規模は看過できない。寒風吹きすさぶ中でこのようなファン層を失わない努力が、今の韓国のエンタメ界には求められているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Tanawat Pontchour /123RF)