25日、中国・広西チワン族自治区の役人らが、宴会で絶滅が危惧される珍獣センザンコウを食したとして物議を醸した問題で、宴会を手配した民間企業の担当者と料理人の2人が、「野生動物保護法」に違反した容疑で、当局に身柄を拘束されたことが分かった。資料写真。

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2017年2月25日、中国・広西チワン族自治区の役人らが、宴会で絶滅が危惧される珍獣センザンコウを食したとして、中国で激しい怒りが巻き起こっている事件で、宴会を手配した民間企業の担当者と料理人の2人が、「野生動物保護法」に違反し、珍奇・絶滅危惧の野生動物を購入した容疑で、当局に身柄を拘束されたことが分かった。北京青年報が伝えた。

中国のソーシャルメディア上で今月6日、「15年に広西を視察した際、地元当局者に招かれ事務所内でセンザンコウを食べた」とする写真付きの投稿があり、一気に拡散した。

自治区の規律検査委員会は同8日、15年7月8日から10日まで開かれた香港企業を招いての投資イベントで、視察団の一部参加者らが民間企業の社内食堂で行われた宴会に出席したことが確認されたとし、宴会費用は個人負担であること、参加した公職者は自治区高校工委統戦部の元部長1人だけであり、この元部長は16年5月、収賄罪ですでに逮捕されていたこと、自治区投資促進局からの参加者はいなかったことなどを明らかにした。

広西森林公安処によると、問題の宴会は、自治区高校工委統戦部の元部長と民間企業の担当者が手配したものだという。

絶滅が危惧されるセンザンコウは、中国で国家2級重点保護野生動物に指定されている。野生生物保護を目的とした国際条約「ワシントン条約(CITES)」締約国会議も昨年、センザンコウ8種全てが絶滅の恐れがあるとして、国際取引を全面的に禁止する「付属書I」に掲載している。(翻訳・編集/柳川)