ミドルウェイト級のボクサーを目指した肉体!
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 大人気ゲームを新たなストーリーで実写化した映画『アサシン クリード』で主演とプロデューサーを務めたマイケル・ファスベンダーが、本作を含め、これまでのキャリアで肌をさらす役どころが多かったことについて語った。

 本作は、遺伝子操作によって、ルネサンス朝スペインでアサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を追体験させられる死刑囚カラム・リンチ(ファスベンダー)が、歴史に隠された謎に挑む姿を描いたアクションミステリー。

 遺伝子操作装置“アニムス”で祖先の記憶を追体験させられる主人公カラムの服装は、追体験ごとの変化をつけるため、段階を追って替えられている。ファスベンダーは「僕はどの追体験においても、主人公は上半身が裸であるべきだと思っていた。でも、いくつかのアクションでは、裸のままでいると、体に取りつけているハーネスをCGで消去するのが難しいことが分かって。それで、最初の2回はTシャツ着用で、その後は上半身裸で撮影することになった。はじめは受け身だった彼が、徐々に前向きになっていくという変化を、上半身の変化で表しているんだ。僕自身は、上半身は裸のほうが美しいと思っていた。アニムスでの身体的動きを表現するためには、主人公はTシャツを着ていないほうがいいと思ってね」と思い入れを明かす。

 そんなファスベンダーは本作に限らず、これまでのキャリアで肌をさらす役どころをよく務めている。“脱ぐ俳優”として定着していることに、「いつも契約書のなかに盛り込んでいるんだ。劇中で一度は裸にならなければならない、と(笑)」と自らジョークにする一幕も。それがゆえに、日ごろから体型に気をつけて行っていることなどあるのだろうか。「体型維持に関して僕はとても恵まれている。馬のようにバカ食いをするのに、体重がそれほど増えることがないんだ。この点に関してはかなりラッキーだと自分でも思う」と語るファスベンダー。

 「同時に、この映画をやるにあたって、筋肉隆々にはなりたくなかった。ミドルウェイト級のボクサーのような、ファイター体型にしたかった」そうで、その体型を手に入れるために、トレーナーとよく話し合いをしたという。「日常生活では栄養を意識しているけれど、厳密な感じではない。たくさんプロテインを摂取することくらい。夜には好きなものを好きなだけ食べていたし。体を大きくしすぎないようにしていたので、とくに苦労はしなかった」と今回の役に合わせた体型づくりについて振り返る。続けざまに、「体を大きくしたくなかったのは、僕がそれまでの人生で出会った危険な人間は、みんなそれほど大きくなかったからだ。存在感はあるけれど、ウェイトリフティング選手のような体型ではない。さっきも言ったように、ミドルウェイト級のファイターのような体つきだったんだ」と力説していた。アクションシーンの95パーセントを自らこなしたという本作は、服装から体型まで、ファスベンダーのこだわりが随所につまった作品に仕上がっている。(編集部・石神恵美子)

映画『アサシン クリード』は3月3日より全国公開