試合後、サポーターへ手を振る佐藤。ゴールは奪えなかったが、チームの勝利を喜んだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

[J2リーグ開幕戦]名古屋 2-0 岡山/2月26日/パロ瑞穂

【名古屋 2-0 岡山 PHOTO】永井が2得点。名古屋が岡山を下す。 
 
 岡山との開幕戦を永井龍の2ゴールで制した名古屋は、J1昇格に向け上々のスタートを切った。
 
 ただ、ホームのサポーターと喜びを分かち合った後、自身のプレーを反省したのは佐藤寿人だ。振り返るのは後半に迎えた2度の決定機である。
 
 まずは1点リードで迎えた60分。佐藤はDFと競りながら上手く抜け出してGKと1対1になるも、狙いすましたシュートはゴールのわずか右へと外れた。そして直後の65分には永井のお膳立てからフリーでシュートを放つも、今度はポストに嫌われた。
 
「大事にいきすぎました。どっちかは決めたかったです。開幕戦でなかったらもっと大胆に打てたと思います。もう少し遊ぶ心があれば良かったです」
 
 苦笑いでそう語りながら、ただ一方で、チームの戦いには一定の手応えを示した。
 
「入りはちょっと固かったです。でも前半の最後のほうからテンポよくボールを回せました。チャンスは作れましたし、ここまでやってきたことは出せました。あとは質の部分。そこはまだまだ。もっと突き詰めたい」
 
 この日、佐藤が務めたのは3-4-2-1のシャドーだ。求められるプレーは、これまでのゴール前での仕事とはやや異なる。しかし、新たなポジションにも意欲的に取り組んでいる。
 
「今までの自分のプレースタイルは捨てました。新たな姿を見せていきたい。2列目で攻守に関わりながら、ただ、もちろんストロングポイントである最後の部分でも仕事をしたい」
 
 34歳にしてさらなる成長を望む男はとことん貪欲だ。シャドーという新境地を拓きながら、ゴール量産も目指す。
 
 ちなみに、名古屋での公式戦初ゴールは次戦の豊田スタジアムでの岐阜戦で決めたいとのこと。
 
「(今日は)家族も来ていたのでゴールを決めたかったです。でも、長男は学校があるので広島に残っていて、来週は長男も来てくれるので、全員揃った前で決めたと言えるように頑張りたいです」
 
 有言実行となるか、1週間後のゲームが楽しみだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)