高速道路で出産した女性、「私は幸運な例」(出典:http://www.mirror.co.uk)

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定期健診のため車を運転して病院に向かったところ、道路はとんでもない渋滞となっていた。そんな中で彼女の下腹部にジワジワと陣痛の波が押し寄せてきたが、すでに車は前にも後ろにも動けなくなっていた。激痛にいよいよ耐えきれなくなった彼女は…!?

英オックスフォード、ヘディントンの高速道路で20日、渋滞に巻き込まれた車の中で出産を迎えたのはベリンズフィールドに暮らすシアン・ベリーさん(25)。強い陣痛に耐えきれなくなった彼女は出産が近いことを予感し、なんとか車を路肩に寄せると999コールにより救援を要請した。そのような道路状況では救急車がすぐに駆け付けるはずもなく、シアンさんは激痛の中でオロオロするばかり。だが『mirror.co.uk』が伝えているところによれば、幸運なことに彼女のすぐ後ろの車を運転していたのは「ジョン・ラドクリフ病院」内分泌科の医師イオアニス・スピリオティスさんであったという。

こうしてシアンさんは20分後、元気な女の子を出産。救急車は到着したものの、スピリオティス医師にタオルや手袋を渡して見守った。赤ちゃんは“ミア・ギルバート”ちゃんと命名された。シアンさんによれば、スピリオティス医師はシアンさんの身に起きている異変を察知すると上着を脱ぎながら彼女の車に乗り込み、身分を明かすと出産の準備を開始した。ドラマで聞かれるような“大丈夫ですよ。私は医者です。安心してください”という言葉に実際に触れた彼女は、それにどれほど救われたかわからないと話している。

母子はともに健康で、このほどメディアの取材を前に娘を無事取り上げてくれた恩人、スピリオティス医師との再会を果たした。その脇にはさらにドガ・タスリさんという女性の姿も。彼女は通りすがりでありながら陣痛に苦しむシアンさんの手をずっと握りしめていてくれたそうだ。スピリオティス医師は「病院に運ぼうにも赤ちゃんの頭が見えている状況でした。あまりにも展開が早く、そこで分娩するしかないと判断しました」と語っている。

予期せぬ出産というハプニングは世界各地で連日のように起きている。米ニューヨークではマンハッタンの人混みの中で女性が出産した。体をさすりながら励まし続けた人、スカーフやコートを脱いで覆った人、赤ちゃんの頭に手を差し伸べる人、安産は実に大勢の人々の協力の賜物であったという。また中国・福建省では高速鉄道の中で女性が出産した。医師、看護師、乗務員、兵士、出産経験のある女性客などが一丸となってサポートしたそうだ。

しかし旅先など“外国”での予期せぬ出産だけは避けた方が良い。妊娠6か月にハワイ・マウイ島で休暇を過ごしていたカナダの夫婦が予期せぬ出産を迎え、1億円を超す費用を請求された例がある。現地で破水してホノルルの大病院に空輸となり、早産のため赤ちゃんはNICU(新生児集中治療室)へ。しかも旅行保険の会社は支払いを拒否した。妊娠中に膀胱感染症で治療を受けたことがあり、「ハイリスク妊婦でありながら海外旅行に出かけた」とみなされてしまったためだ。そうでなくとも保険の加入者は夫婦2人であり、赤ちゃんは被保険者とはならないことに注意が必要である。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)